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2002年10月17日

 外務省、ビンタン島などに「渡航の是非」発出
 JTB、日旅が当面中止も、催行継続が多数派に

 
外務省は10月15日、バリ島に続いてビンタン島、首都ジャカルタなどにも「渡航の是非を検討して下さい」を発出したが、バリ島への主催旅行は当面中止する会社が多かった反面、ビンタン島については継続して催行することを決めた会社が多数派を占めた。バリ島が事件発生の当該地だった一方で、ビンタン島は情勢も安定しており、島として立地も隔離されていることから、危険回避策を取れると判断した会社が多かった模様だ。
 10月16日時点で当面の催行中止を決めたのは、JTBと日本旅行など。JTBは、10月18日出発分までを催行中止とし、19日以降の出発分については18日に決定する。同社では、「渡航の是非」が発出された場合、原則として主催旅行を催行中止とする基本スタンスを取っており、これに準じた形。また、日本旅行はビンタン島、ロンボク島についてもバリ島と同様に、10月21日出発分までを中止することを決めている。
 一方で、主催旅行を継続して実施するのは、近畿日本ツーリスト、阪急交通社、HIS、ジャルパック、全日空ワールド、クラブメッドなど。このうち、近ツーとHISはバリ島ツアーも継続実施しているが、阪急、ジャルパック、全日空ワールドなどはバリ島ツアーを当面中止している反面、ビンタン島については実施することを決めた。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
■大手各社による主催旅行の催行判断
★バリ島催行のHIS、約8割は予定通り参加予定
 近ツーは12月出発分までで2割キャンセル
★バリ州政府、旅行者・観光業者に向け声明
 安全確保へ体制強化、治安情報を適時提供
★バリ島、各地で警備体制強化
★日本旅行がJR西日本の子会社に、60億円出資
 資本金40%に増資、持株比率78%で全面連結
バリ島事件、催行判断は自助努力だけでは限界
★中国3大航空グループが正式発足
 国際競争力強化が目的、アライアンス加盟も視野
<旅行関連>
★東急観光、分割3会社と事業継承の契約締結
 東急トラベルエンタテインメント社長に昼間氏
★日旅、gooとの提携で温泉特集を開始
<航空関連>
★ANA/AUA、成田─ウィーン線週1便増便へ
 日本・オーストリア航空当局間協議で合意
★新JAL、年末年始の国内線特便割引を追加設定
 鹿児島発羽田行き、伊丹発仙台、熊本行きに
<デスティネーション>
★氷河特急、10月14|27日に一部区間メンテ作業
★クルーズのメコン・エクスプレス号が改良工事
★ルクソール「メムノンの巨像」に修復計画
★アトランティス・アドベンチャーズ
 アジア地区セールスに新陣容
<ホテル>
★フォーシーズンズ丸の内が開業
 10月4日オープンから予約好調
★アコー、日本で2番目のソフィテル・ブランド
 ソフィテル・ザ・サイプレス名古屋がオープン
■為替市況(16日)

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(c)航空新聞社 2001

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