2000年日本人出国者数、アジア中心に過去最高 法務省統計「熟年旅行市場」の成長を裏付け 法務省入国管理局はこのほど、2000年の日本人出国者数並びに外国人入国者統計を発表した。それによると、日本人出国者数は前年比8.9%増の1781万8590人で、1800万人は及ばなかったものの1700万人を突破し、過去最高を記録した。増加の理由として同局は円高傾向の継続、シドニーオリンピック、ミレニアム効果を挙げている。日本出国者数を渡航先別に見ると、ハワイ、グアムを含むアメリカが507万3673人で最も多く、以下韓国、中国、タイ、台湾の順となっている。これを前年比で見ると韓国が13.3%増の238万6554人、中国が19.7%増の146万8492人、香港が18.3%増の81万526人、台湾が10.8%増の84万4977人、インドネシアが20.3%増の44万4113人となり、アジア地域が好調に推移した。欧州ではドイツが18.0%増、スイスが15.2%増、オランダが14.1%増となり、この3カ国の伸びが目立つ。アフリカでは、ルクソール事件から回復が目覚ましいエジプトが77.1%増となり、渡航先別では最高の伸びを示している。 |
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