2001年4月5日

 デルタ、KALの日韓線にコードシェア検討
 仁川をアジアのハブに、米国―日本線も強化

 デルタ航空(DAL)のトッド・クレイ広報本部長氏はこのほど、本紙編集部のインタビューに対して、今後のアジア地区での同社の展開について、「第一段階として、スカイチーム・パートナーである大韓航空(KAL)との米韓路線のコードシェアを近いうちに行う予定だ」と語り、米韓線でのKALとのコードシェア復活を明らかにした。さらに次の段階として、「KALのアジア線にネットワークを拡げる用意がある。その際、当社のアジアでのハブはソウルとなる」(クレイ氏)と述べ、先頃運用開始された仁川国際空港を今後アジア地区での運航拠点にすることを認めた。また「KALは日本の多くの都市にも就航しており、日韓線に当社のネットワークを拡げることも検討している」(クレイ氏)と述べ、KALの日韓線でのコードシェアにも前向きな発言をした。実現すれば、同社のネットワークは一気にソウル経由で日本各地へ拡大されることとなるだけに、注目される。また中国市場に関しては、提携している中国南方航空(CSN)との提携を軸に「ニューヨーク―北京間の直行便を検討している」(クレイ氏)と述べた。


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