2001年4月20日

 三井海上、クルーズ旅行のキャンセル保険開発
 旅行会社は取消料前倒しの個別約款申請が可能に

 国土交通省観光部旅行振興課は「クルーズ旅行の振興に関する検討委員会」の最終報告で、欧米並の旅行キャンセル保険の開発を条件に、3泊以上のクルーズを組み込んだ主催旅行の取消料発生時期を前倒しすることを認めたが、三井海上火災保険がこれに対応した新保険プラン「クルーズ旅行サポートプラン」を開発したことが、このほどわかった。これは、旅行会社がクルーズ商品に一括して保険料を付保し、保険料は主催旅行会社が支払うタイプの保険で、クルーズ旅行を予約した顧客が突然の事故等でキャンセルを余儀なくされた場合に発生する取消料が補償されるもの。
 旅行会社では以前より、主催旅行の取消料発生時期と船舶会社の定める取消料発生時期が大きく乖離していることから、クルーズを組み込んだ主催旅行の取消料発生時期前倒しを要望していた。今回、三井海上火災保険が新プランを開発したことで、旅行会社は使用船舶の取消料収受期間を上限に、取消料発生時期を前倒しした個別約款を認可申請することが可能となる。これにより、クルーズ販売に係るリスクが大幅に軽減され、旅行会社によるクルーズ商品の造成・販売が活発化することが予想され、今後のクルーズ市場の拡大につながるものと思われる。



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(c)航空新聞社 2001

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