2001年7月11日

 2001年夏休みの海外旅行、1.7%増268万人と予測
 JTB調査、国内旅行もUSJ効果などで1.9%増に

 JTBがまとめた2001年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向によると、今夏の海外旅行人数は対前年比1.7%増の268万人、国内旅行人数は同1.9%増の7296万人となり、総旅行人数は同1.9%増の7565万人に達する見込みとなった。今回調査より、調査対象期間を従来の7〜8月から夏休みに当たる7月15日〜8月31日に変更したため、これまでの調査結果と単純に比較することはできないが、昨年調査では海外旅行人数および総旅行人数が史上最高に達する見通しが示されており、今年の夏休みもそれを上回る人出が予想される。海外旅行は、昨年の7〜8月の伸び5.7%には届かない伸び幅に留まる見込みだが、とくに国内旅行は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や東京ディズニーリゾートが牽引役となり、旅行者数が増加する見通しだ。
 1人当たりの旅行費用では、海外旅行は円安の影響もあって同4.5%増の21万5261円と昨年に続き増加する一方、国内旅行は「実家・知人宅」に宿泊すると回答した人が1.4ポイント増の25.1%に増加するなど堅実型消費が影響し、同2.0%減の3万5115円と依然として減少傾向を予測。平均では同0.9%減の4万1509円と減少する見込みだが、総旅行人数の増加によって、旅行総消費額は同1.0%増の3兆1399億円と増加に転じる見通しだ。平均旅行日数は横這いの3.9日だが、1泊2日および8泊以上の旅行が減少し、2泊3日、3泊4日、4泊5日が増加して日数の平準化が図られる見込み。


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(c)航空新聞社 2001

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