2001年7月16日

 COA、成田暫定滑走路供用でグアム線増便
 今秋ニューアーク改修でNY市街と鉄道直結

 コンチネンタル航空(COA)はこのほど、来春にオープンする成田空港暫定平行滑走路オープンに伴う発着枠の拡大で、グアム線を増便する計画であることを明らかにした。便数についてはまだ未定だが、日米航空交渉の協議事項で合意の後、便数等の決定を経て、正式に表明する。COAは成田を始め全国8都市からグアム線を週70便運航している。成田発は週14便のダブルデイリーで、機材はDC10を使用している。座席仕様は、ビジネスクラス18席、エコノミークラス284席。成田以外の各都市からはB737-800を使用し、座席仕様はビジネスクラス14席、エコノミークラス141席。7月1日からは週70便に加えて、福岡線を週2便、7月31日から関西線を週2便、8月1日からは名古屋線を週3便(夏期のみ)増便し、夏場のピークシーズンには週77便の運航体制となる。
 さらに、COAのハブ空港の一つであるニューヨークのニューアーク空港が4年がかりで実施中のグローバル・ゲートウェイプロジェクトが、今秋に工事が完了する。 これは12億ドルのプロジェクトで、完成すると、現在3400万人の乗降客が4500万人にまで対応可能となる。ゲート数も現在の56から72まで拡大し、COAは使用するCターミナルも改修されて、新しい19ゲートが供用される。また、ターミナルの改修に伴い、国際線、国内線がスムーズに接続されるとともに、ニューアーク空港とニューヨーク・マンハッタン市街が鉄道で結ばれる。ニューアーク−マンハッタン間は混雑時には車で1時間15分、運賃も50〜75ドルかかるが、ニューヨークへのマンハッタンへのダイレクト鉄道サービスが開始されると、所要時間30分、運賃も9〜10ドル程度とアクセスは大幅に向上する。


16日、その他の主なニュース
◎スカイネット、7月中に資本金5億円へ資
 来年4月羽田―宮崎就航へ、9月にも許申請
◎ジャルパック、iモードで予約・決済を開始
 海外・国内パッケージ、エア&ホテルを販売
◎日本・インドネシア航空協議が開催
 成田暫定供用後の輸送力が焦点
◎カンタス、冬期スケジュールもパース直行便継続
 成田発シドニー経由パース線の運航計画を変更
◎SKY、就航3周年記念で羽田―福岡3000円!
 9月19日の就航から合計5日間設定
◎JAS、国際線にマイナスイオン入り毛布搭載
◎関空二期は07年供用開始堅持もターミナル見直し
 深谷航空局長、4000m滑走路等基本施設は整備
◎20道県代表が関係機関へCIQ体制拡充を要望
 CIQ要員の増員、柔軟な便の設定実現求める
◎フィンランド1―4月の日本人宿泊数、45.6%増
◎南アフリカ、2000年の日本人問者数2.1%減
◎ギリシャ、2000年日本人訪問者5%増の11.4万人
◎旅行業者・旅館信用情報(5月分)
◎為替市況(13日)

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(c)航空新聞社 2001

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