アジア方面が好調、中国もプラス成長 主要ホールセラー、4-6月販売実績・7―9月予約状況 ウイングトラベル編集部ではこのほど、7―9月の主要ホールセラー予約状況および4―6月の集客実績を調査した。それによると、予約状況では、7・8・9月それぞれで10社のうち半数以上が前年同月の数字を上回った。さらに、7月では3社、8月3社、9月は4社が2桁成長を見せている。一方、4―6月の集客実績では、それぞれの月で10社中半数以上が前年実績を上回り、特に6月では10社中8社がプラス成長となっている。 方面別では、予約状況・集客実績ともに、アジアおよび欧州と米州地域でくっきり明暗が分かれた格好だ。これは、米ドルの為替レートが影響していると推察され、特に、グアム・サイパンとハワイは、ショッピングを目的とするお客層で、コンペティターであるアジアにお客を奪われているといっても過言ではない。アジアの予約状況では、7月が10社中8社、8月が10社中6社、9月では10社中7社が前年実績を上回り、集客実績では、4月=9社、5月=7社、6月=8社が前年比プラスを記録した。 また、最近はデフレの影響で、消費者は多少割高でも付加価値のある旅行を選択すると指摘されているが、ヨーロッパ方面の好調はこれを受けた形といえよう。さらに中国は、予約・集客ともに各社好調で、旅行の選択肢の一つとして消費者に完全に認知されてきた。各社とも中国商品の造成に力を入れており、このブームは当面続くものと思われる。オセアニアは、予約・集客ともに好調だが、9月の予約については、昨年のシドニーオリンピック開催による落ち込みの反動が出ている。 |
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