2001年7月24日

 遼寧省観光説明会開催、プラス北朝鮮観光可能に
 修学旅行誘致へ向けて受け入れ体制急ぐ

 中国・遼寧省観光局長陳晞氏をはじめとする代表団かこのほど来日、観光説明会を開催した。説明会では、同省の魅力や最新情報、9月中旬に行われる遼寧金秋国際観光祭に関する話などが行われた。
 遼寧省は中国東北地区に位置し、主要都市は省都の瀋陽と大連。地理的にも日本に近く、日本からの定期便も運航されていて交通も便利。観光資源では、自然景観や歴史遺産などが豊富だ。特に瀋陽は清王朝発祥の地として、故宮や陵墓などがあり人気が高い。最近では、大連付近のゴルフ場での週末ゴルフにも人気が集まっているとのことだ。一方、観光関係のイベントも数多く、9月14日〜30日に行われる遼寧金秋国際観光祭は、瀋陽を中心に演劇や展覧会などのイベントが盛り沢山で充実した内容となっている。
 また注目されるのが、遼寧省からの北朝鮮への旅行商品。今まで中国人にのみ開放されていたが、昨年より日本人にも開放された。既に遼寧省の旅行社では日本人向けの北朝鮮観光商品を用意しており、「100名ほどの参加がこれまであった」(瀋陽市中国旅行社楊柏珍氏)とのことだ。商品内容としては、国境の町丹東から鴨緑江を渡って対岸の北朝鮮の街新義州へ訪れる1日ツアーや平壌や妙香山、開城を訪れる4-5日間のツアーなどがある。なお、ビザに関しては現地での旅行社による現地手配となる。手軽に行ける北朝鮮商品として、同商品は今後注目を集める可能性は高い。


24日、その他の主なニュース
◎羽田から瀋陽チャーター便、8〜9月に運航
 成田−瀋陽定期便開設へ市政府がバックアップ
 阪急・近ツー・読売が販売、8月分は既に満席
◎6月の来道者数、噴火後初めて一昨年実績上回る
 北海道観光連盟まとめ、夏に向け需要が本格回復
◎米系航空大手5社、第2四半期の業績を発表
 景気減速でCOAを除き軒並み赤字
◎サベナ・ベルギー航空の再建に道
 スイスエアーとベルギー政府が資本協力で同意
◎日米航空交渉開催を正式発表
 航空局、成田の日本企業シェア拡大焦点
◎AALとHVN、マーケティング分野で提携
 来年から東京経由でコードシェア便運航
◎QFA、豪国内線で新機内食サービス
◎シンガポール航空、iモードサイトで新サービス
◎JAS新キャラクターに「ディック・ブルーナ」起用
◎ホテルロッテ、新総支配人にコナケルト氏着任
◎為替市況(23日)

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(c)航空新聞社 2001

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