全日空ワールド下期、低価格攻勢に品質で勝負 欧州で高価格スーパービスターナ商品を発売 全日空ワールドは下期の旅行商品の発表に先立ち、7月31日に東京全日空ホテルで旅行会社を招いて懇親会を開催し、今期から就任した鈴木賀津丈社長は、「下期はヨーロッパでデラックスバスを使ったスーパービスターナツアーを設定するなど、低価格の時代に敢えてバリューを大事にしたい」と品質で勝負することを明言した。 鈴木社長は「上期は全日空が国際線の生産量を減らしたことで、当社の取扱商品も少なくなった。それでも上期は取扱人数は前年を上回ったが、売上は若干下回った。下期も全日空の国際線の生産量が減って厳しい状況だが、対前年はクリアしたい。旅行業界の課題の第一は流通対策で、消費者がダイレクトにサプライヤーとつながる厳しい流れの中で、どう生き残るかが問われている。これをクリアするために一丸となって対応していきたい。第二は、今やどの業界も低価格のマーケットが主流になっているが、低価格かバリューのどちらが勝つかはマーケティングの永遠の課題であり、当社はバリューを追求し、全日空の国際線の一翼を担い、安値攻勢に対して品質で勝負していきたい。そのために、下期はヨーロッパで高価格商品であるスーパービスターナ商品が先兵となる。新しい時代に新しいデスティネーション、新しい流通の仕組みを作りたい」と述べた。 |
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