航空大手3社、米国内線コミッション引き下げ発表 ASTA、反対の姿勢を表明 アメリカン航空(AAL)と系列のトランスワールド航空(TWA)は、北米国内線(カナダ含む)の航空券に対する旅行会社(米カナダのみ)へのコミッションを引き下げることを発表、18日から実施した。今回引き下げとなったのは、コミッション最大支払額。現行往復50ドル、片道25ドルと設定されていたものが、それぞれ最高20ドル、10ドルに引き下げられた。なお、コミッション率5%はそのまま据え置かれる。ま た、ユナイテッド航空(UAL)とデルタ航空(DAL)も相次いでコミッション最高支 払額の減額を発表、他航空会社でも同様な動きが出ることが予想される。 この発表を受けて、全米旅行業協会(ASTA)は「消費者を無視した不正な運賃値上げと同じ」と早速反対の構えを見せている。ASTA会長兼CEOのリチャード・コップランド氏は「この動きはAALとTWAの合併が引き起こした結果である。つまり、消費者を無視 した航空会社間のカルテル形成という歯止めのかからない動きが強まっていることの表れだ。AALは、合併によって生まれた航空業界での強大な影響力を使って、市場にお ける競争相手である旅行会社を消滅させようとしている。われわれは 断固として戦う構えだ。」と述べている。 コップランド氏はさらに、今回のコミッション引き下げを「AALによるTWAの合併費用は結局旅行者が負担することになるのだ」と断言している。ASTAでは、コミッショ ン引き下げにより、航空会社による消費者への直接販売が増え、結果的には航空会社 による価格操作が強まるとして、コミッション引き下げに関しては、一貫して反対の 姿勢をとっている。コップランド氏は「旅行会社は、自由化された航空業界の中で競 争力のある環境を確保する役割を担っている。競争を維持し、消費者に選択の幅を持 たせるシステムを保障するのであれば、消費者が旅行会社を利用する権利は絶対に必 要である」と述べている。 |
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