2001年8月24日

 羽田国際チャーター、利用率70〜90%超と好調
 金曜発月曜着が人気、グアム方面が最多に

 本紙がこのほどまとめた航空会社5社の7月末までの羽田国際チャーター便の販売実績によると、「金曜日の仕事帰りに羽田を出て、月曜日早朝に帰国する」という形態の旅行が人気で、利用率は70〜90%前後と販売は好調に推移したことがこのほど分 かった。
 これは、日本航空、全日空、日本エアシステム、コリアンエアー(KAL)、アシアナ航空を対象に、2月16日〜7月末までの販売状況を本紙が調査したもの。
 このうち、利用率については、便数が11往復と最も多い全日空は、初便以外でも6月22日発グアム行き、7月19日グアム行きがいずれも満席となり、この他の便も利用率は95.8%(3月30日発グアム行きと4月26日発グアム行き)〜99.6%(7月6日発グアム行き)と非常に高い数値を記録した。また、5往復を運航したKALも6月 29日発のソウル行きが満席で、2月16日発済州島行きが利用率97%、5月25日発ソウル行きが95%などといずれも好調。日本航空は、8往復半(半=往路のみ運航)を運航し、最も便数が多いグアム行きは平均利用率が69%と堅調で、ほか4月15日発ソウ ル行きは92%、2月16日発ホノルル行きは98.8%と高い利用率を達成した。このほか、初便のみサイパンへ運航した日本エアシステムは既報の通り満席で、同じくアシアナ航空も済州島へ運航した初便は満席となった。
 当初、羽田空港の国際チャーター便は、週2日と便数が少ないことや、「深夜に出発し早朝到着して仕事へ」いうスケジュールが旅行者にとっては体力的につらいのではないか、などという声もあったが、半年間の実績を見る限り、販売は好調だったと見ることができよう。


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(c)航空新聞社 2001

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