2001年8月29日

 近畿日本ツーリスト中間決算、当期赤字22億円
 期末の累積損失100億円に、来期が正念場

 近畿日本ツーリストは28日、2001年12月期の中間決算を発表し、単体では売上高 は 前年同期と同じ433億8000万円だったものの、営業損失15億5400万円、経常損失 11億 200万円、中間純損失22億4000万円を計上、前年同期と同様に今中間期は赤字決算と なった。近ツーは2000年12月通期決算で128億円の累積損失を残しており、今中間期 後の累積赤字は150億円に膨らんだ。近ツーは2001年12月期の業績予想で売上高980億 円、経常利益32億円、純利益10億円を予想しており、これを達成したとても100億円 以上の累積赤字が残ることになり、2003年1月の日本旅行との合併 までに独力で累積 赤字を一掃することは非常に厳しい状況にある。
 また、近ツーの今中間期の連結決算は、売上高575億700万円、営業損失2億1800万 円、経常損失9億2400万円、中間純損失19億6500万円と、単体同様に赤字決算となっ た。2000年12月通期の連結決算は持分法適用運用会社を増加したことにより、累積損 失を39億円に減らしたが、今中間期後は58億円に赤字幅は広がった。 2001年12月期通 期の連結業績予想は売上高が前年同期比1%増の1250億円、営業利益が14%増の58億 円、経常利益が同11%減の40億円、純利益が63%増の18億円を見通している。
 2003年1月の合併までに累積損失の解消を目指す同社にとり、2002年が文字通り正念場になってきた。


29日、その他の主なニュース
★近ツー、九州・北海道のメディア販売を強化
★人事異動 近畿日本ツーリスト
★拡がるビジネスクラス正規割引運賃設定の動き
 全日空が「ビジ割」を発表、初の米国路線設定も
★ヴァージンもビジネスクラス正規割引運賃を発表
★米国内線コミッション引き下げ、他社にも拡がる
★タビックスが初の仙台発台湾・花蓮チャーター便実施へ
★旅ゲーター、国内宿泊プラン「やどまかせ」開始
★HIS7月実績、総取扱額8.6%増と好調持続
★ニューカレドニア、上半期日本人客2.0%増
★13年度通訳案内業試験第1次試験、合格者783人
★ドイツ・メッセワークショップ、27日に開催
★独社がゼンパーオペラのチケットパッケージを販売
★コペンハーゲン・カルチャーナイト、10月に開催
★今年も20日に空の日、空の旬間
★ワイキキビーチで歩行者天国カフェ設置
★ホノルル、タクシー基本料金が値上げ
★オアフ島、「天国への階段」の修復工事を開始
★JCHA、7月の全国平均客室利用率66.7%
■為替市況(28日)

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(c)航空新聞社 2001

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