２００１年8月30日

　東急観光中間連結決算、経常赤字９億円
　通期は前年の当期赤字から黒字決算予想

　東急観光が29日に発表した2001年12月期の連結中間決算は、営業収益161億9100万円、営業損失10億5800万円、経常損失９億2400万円、中間純損失９億9200万円の赤字決算となった。連結ベースの累積損失は117億5300万円と2000年12月期末と比べて 10億円膨らんだ。事業別にみると、旅行業は法人団体の受注低迷で団体旅行が前年を下回ったが、個人向け企画商品と出張事務代行（BTM）による国際航空券の取扱いが前年を大きく上回り、総取扱額は前年よりも伸びた。しかし、円安による海外旅行の利益率低下と、航空会社によるコミッションカットで利益率が低下し、営業収益143億7600万円、営業損失1100万円を計上した。物品販売業は法人団体の低迷で旅行関連用品の販売が低調となり、営業収益５億9900万円、営業利益7000万円を計上した。
　2001年12月通期の連結業績は、営業収益347億4800万円、経常利益３億6400万円、当期純利益１億7700万円とし、前年同期に比べて若干の減収ながら、経常利益で２億円増、当期は前年の赤字から黒字を予想している。

30日、その他の主なニュース

★IT取引推進へ裁判外紛争処理機関の整備を予算化
　観光部、JNTOへの補助金を前年比１割カット
　観光経済統計や日本人海外旅行動向の把握も
★JTA、東北－沖縄直行チャーター便を実施
　農協観光と契約締結、合計37往復を運航
★羽田一宮崎1.9万円、大分1.95万円と２万円切る
　JAL-G、11月の特売りきっぷなどを届け出
★羽田空港再拡張を早期に実施、扇国土交通相語る
★オーストラリア、ETASがネットで取得可能に
★ナカムラ前大統領が出席、高品質な観光を求める
　パラオ政観、「パラオ・セミナー2001」を開催
★7月の香港日本人訪問者数、若干減に
★6月の日本人フィジー訪問1728人、回復傾向に
★ケアンズ・セミナー、大阪・福岡で10月に開催
★マダガスカル航空、事務所移転
■為替市況（29日）

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(c)航空新聞社　２００１

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