成田暫定滑走路、来年4月18日供用開始 GWは成田・羽田増枠で記録的海外旅行者数に 新東京国際空港公団(NAA)の中村徹総裁は3日、国土交通省を訪れ、扇国土交通大臣に対して、2180mの成田空港暫定平行滑走路の供用開始時期について、当初計画の来年5月20日から1カ月前倒しして、ゴールデンウィーク前の4月18日を目標とすることを報告した。前倒しの理由は滑走路などの基本施設や航空保安施設の工事が天候に恵まれ、11月30日から10月末に完成が1カ月早まる見通しが立ったことによる もの。 同日に国土交通省内で会見したNAA幹部によれば、施設完成後の検査、フライトチェック、滑走路供用情報を全世界に周知する手続き(AIP=航空路誌)などの作業が予定通り進んだとして、AIPが有効となるのが4月18日のため、同日が最も早い供用開始日となる。実際に4月18日が供用開始日と決定したわけではないが、4月20日は「仏滅」のため、NAAでは「友引」の18日を供用の「Xデイ」に事実上決めた。 一方、暫定平行滑走路供用に伴う空港使用料の値下げについてNAAは、「現状は9期連続の赤字であり、現行の空港使用料は維持する方針は変わらない」とし、とくに「国際線の着陸料を下げることは一切考えていない」と述べたものの、国内線充実のために国内線着陸料を下げることに対しては明言を避けた。 |
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