2001年9月10日

 UAL・BMA、反トラスト法適用除外を申請
 米英間の「オープンスカイ」支持も表明

ユナイテッド航空(UAL)と英国第2の航空会社bmiブリティッシュ・ミッドランド航空(BMA)は、米国運輸省に両社のアライアンスに対する反トラスト法適用除外申請を行った。また同時に、米英間の「オープンスカイ」樹立を支持する意向を表明した。BMAはスターアライアンス加盟航空会社のひとつ。以前は英国内と欧州域内を中心に運航していたが、今春にマンチェスターを起点に大西洋市場に参入、米国内ではUALとのコードシェアも行われている。
 今回の適用除外申請に関して、BMA側では、米国とロンドン・ヒースロー空港間における新しい競争状態が生まれるとそのメリットを強調している。現在ヒースロー空港から米国への路線を運航できるのは、米英計4社(UAL、アメリカン航空、ブリティッシュ エアウェイズ、ヴァージン アトランティック航空)しか認められていない。仮に今回のUAL・BMA両社の反トラスト法適用除外と米英のオープンスカイが認められれば、BMAはUALのヒースロー発の大西洋路線の運航が可能となり、UALとのスロットの配分次第では自社運航も可能となる。BMAではさらに、ヒースロー空港での新規参入が可能となる点の他に、競争の健全化やサービスレベル改善の促進、選択肢の拡大や運賃の多様化などをメリットとしてあげている。


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(c)航空新聞社 2001

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