中国人訪日旅行、上海での査証発給が近く実現へ 日中間協議で合意、査証の審査期間も短縮 解禁から1年が経過する中国人訪日団体観光旅行の枠組みを見直すため、10日北京で日中両国間協議が開催されたが、旅行業界からの要望が強かった査証発給場所の拡大については、在上海総領事館でも発給できるよう早急に体制整備を図ることで合意に至った。現在、査証発給場所は北京大使館のみに限られており、上海・広東省ではその都度申請および取消手続き等で北京に出向かなければならないため、旅行業界からは上海・広東省での査証発給を実現してほしいとの要望が上がっていた。在上海総領事館での査証発給が、いつから開始されるかは明らかにされていないが、早ければ来年1月、遅くとも来年4月には発給が開始されるものと見られ、上海市から日本を訪れる中国人旅行者数の増加に大きく貢献することが確実となった。ただ、訪日旅行の対象地域となっている北京市、上海市、広東省のうち、最も多くの旅行者が訪日している広東省については、査証発給が開始される目処は現在のところ立っておらず、今後の課題として持ち越しとなった。 |
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