2001年9月18日

 経営環境厳しい中小旅行業者の活性化方策検討へ
 観光部、IT時代迎え新たなビジネスモデル模索


 経営環境の厳しい中小旅行業者の活性化方策等を検討するため、国土交通省観光部 旅行振興課は17日、「中小旅行業の21世紀戦略検討委員会」(座長=佐藤喜子光立教 大学観光学部教授)の第1回会合を開催した。同委員会は、とくにIT時代を迎えて旅行業のビジネスモデルが変質しつつある、または変質している可能性があること、ま た、旅行業を営む企業の大多数が中小企業であり、その多くが厳しい経営環境を強い られていることから、「中小企業をメインテーマに、新たなビジネスモデルのあり方 や活性化方策、環境変化への対応策等を検討するため」(田村明比古旅行振興課長) に設置されたもの。有識者、全国旅行業協会関係者、中小企業代表者等によって構成 され、今後は異業種や海外の事例等を踏まえながら、中小企業の経営状況に関するアンケート調査の実施・分析等を行っていく。
 また、同委員会の事務局には、全国旅行業協会の「ANTA-net」開発に当たった三菱 総合研究所の関係者も参画しており、IT化対応の一環としてのANTA-net活用策等も検 討されるものと見られる。


18日、その他の主なニュース
●続報・米国同時テロ多発事件
★米国テロ事件で全方面の海外旅行取消し相次ぐ
 JTB、9月末出発分で催行中止含め2.3万人、40億減
★ANA、11〜15日までで約7〜8億円の減収
 JALは9月中の北米・ハワイ予約が10%減に
★JTB、NY・ワシントンツアー20日まで催行中止
 10月20日出発までは21日申し出で取消料免除
★近ツーもNY・ワシントンツアー20日まで催行中止
 10月末出発は9月28日まで申し出で取消料免除
★日旅、NY・ワシントンツアーは9月末まで催行中止
 ボストン含む3都市滞在は10月以降も取消料免除
★米国滞在者のための帰国便として46便運航
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★経営環境厳しい中小旅行業者の活性化方策検討へ
 観光部、IT時代迎え新たなビジネスモデル模索
★キャセイ航空、成田暫定供用で成田線増便を希望
 札幌─香港線の再開も近い?継続検討を表明
★新潟空港説明会開催、首都圏北西部もターゲット
★新潟から初の米国西海岸チャーター便が延期
★JAL、CクラスにワイダーピッチシートをNY線導入
★ニュージーランド航空、下期チャーター21本運航
★道央走る無料循環バス、3月末まで運行期間延長
★南豪ロバサル地方でクリスマス・ライトイベント
★カリック・ヒルにてカントリー・ガーデン展示会
■為替市況(17日)

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(c)航空新聞社 2001

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