危険度2発出国の催行中止、11月10日までが大勢 JTB15日まで500名、名鉄観光団体2000名対象 アフガニスタンへの米、英の空爆により中東、エジプト、チュニジア、ケニア、フ ィリピン等20カ国に危険度2「海外旅行延期勧告」が8日に発出されたが、これを受 けて、JTBが11月10日まで当該諸国への催行中止を決めたことを受けて、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパックが同日まで催行中止と足並みを揃えた。また、 各社のツアー催行中止による人数も一部まとまり始めた。 JTBは8日から15日までの約1週間で催行中止のツアー参加者は約500名。近ツーは既報の通り、8日から11日までの3日間で68名、それ以降については現在集計中。 日本旅行は9日現在、該当地域へのパッケージツアー催行中止分+消費者から申し出のあったキャンセル分を合わせて、9月11日から12月末までの年内出発分で、エジプト1000名、トルコ560名、フィリピン60名、ケニア30名の総計1650名がキャンセルになると推計している。 ジャルパックはエジプト、トルコ、ケニア、チュニジア、シリア、レバノン、ヨルダン、デュバイ、フィリピンが日程に含まれるツアー(乗継ぎも含む)が催行中止対 象となる。中止該当人数は現在集計中。 阪急交通社は「海外旅行延期勧告」(危険度2)が緩和されるまで中止する。これによる影響について同社は、「中近東、東南アジアの一部、アフリカに催行中止地域が限定されているため、テロ事件発生時の催行中止分に比べれば、キャンセル人数は少ないだろう」との見通しを示している。 全日空ワールドは、11月11日出発分までの催行中止を決定した。対象地域はUAE、トルコ、ケニア、チュニジア。催行中止対象者はケニア31名、ドバイ14名の計45名。 また、8日現在、現地滞在者はケニア7名、チュニジア18名で、全て安全確認済み。 HISは10月11日出発分までの催行中止を決定。それ以降については現在検討中。HISでは、エジプト、トルコ、UAE、フィリピンが催行中止に該当するが、「中近東方面は既に、ほとんどがキャンセルとなっていたため、それほど大きな影響はないのではないか」と予測している。ただ、フィリピンについては、グアム・サイパン方面の代替案としていたため「懸念材料」との見方を示している。 名鉄観光サービスは10月30日まで当該地域の主催旅行を中止し、それ以降は危険度の緩和状況を見ながら対応する。催行中止対象者は10名だが、10、11月にエジプトへの団体旅行が関空から2000名の規模で予定されていたが、これが中止となり、現在中国への振替を進めている。。 阪神航空フレンドツアーは11月30日まで主催旅行を中止する。同社の取扱地域はエジプト、トルコ、チュニジアの3コースで、催行予定だった10月17日のチュニジアコースを中止した。 |
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