ゴールデンドリームインターナショナルが経営破綻 ハワイウェディングがテロで悪化、自己破産申請へ ハワイにおける海外ウェディングを主に取り扱う第1種旅行業(国土交通大臣登録第1222号)のゴールデンドリームインターナショナル(本社・東京都新宿区新宿3-24-11住友銀行新宿ビル4F、屋山哲二社長、資本金7975万円)は17日付で営業を停止しした。同社は顧客に対して、今後は自己破産を申請する考えであることを書面で報告しているが、この中で同社は、営業停止に至った理由として、9月11日に発生した米国同時多発テロ事件による煽りを受けたことを挙げている。事後処理の担当弁護士は上西浩一氏(電話03-3251-7090)。 同社では日本旅行業協会(JATA)に対し、顧客約200名に対して5000万円程度の債 務があると報告している。ただし、現在旅行中の旅行者がいるのかなど詳細は不明で、JATAでは早急に債権者リストを提出するよう求めている。また、取引先事業者に対する債権額や、債権者数がどの程度に上るかについても現時点では不明だが、JATAには既に事業者数社から問い合わせが寄せられている。 また同社は、IATA公認旅客代理店だったが、既にデフォルトが発生している。 同社は1986年にホノルルでランドオペレーターとして設立され、93年に第1種旅行業免許を取得し、ハワイ挙式のトータルプロデュース、ウェディングドレスの販売・レンタル、ハワイ留学(ハワイで独自の学校経営)、海外旅行・国内旅行の販売業務、航空券・ホテル券の販売業務、ハワイ・アメリカを中心としたランド・オペレーター業などを手掛け、ハワイに現地法人を持つほか、大阪、名古屋、福岡に支店を開設していた。ホノルルの営業所はDFSの近くで、ウェディングサロンを併設してい た。 同社の99年度実績は売上高25億円、取扱人数は2万5000人。 |
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