2001年11月 2日

 AIR DOが主催参加者から保険料直接収受は問題
 契約済みでは徴収不可も全旅客対象にと通知で

 導入時にもその取扱いを巡って混乱が生じたインシュランス・サーチャージだが、北海道国際航空(AIR DO)が11月1日より空港カウンターで全旅客から「航空保険特別料金」を徴収すると発表したことで、再び旅行業界との間に問題が生じていたことが、このほど明らかになった。既報の通り、今回のサーチャージ徴収に当たっては、旅行業約款第13条に定める運賃・料金の大幅な増額には当たらないため、既に主催旅行を契約済みの旅行者からはサーチャージ分を上乗せして徴収することはできないが、AIR DOでは個人客・主催旅行参加者を問わず、全旅客から同料金を空港カウンターで徴収すると旅行各社に通知、これを受け、徴収開始前日の10月31日深夜まで、旅行会社および関係者はこの撤回を求める対応に追われた。これによって11月1日、既 に契約済みの主催旅行参加者が空港カウンターで航空保険特別料金の徴収を求められ、混乱が生じる事態だけは避けられたものの、今後に大きな課題を残す結果となった。


2日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★旅行業界トップと松下内閣府副大臣が懇談
 収益構造や雇用問題など現状と課題を説明
<行政・関連団体>
★急激に生産量悪化する中小企業への助成開始
 厚生労働省、雇用調整助成金制度で特例措置
★9月出国日本人数、テロ影響で前年比21.5%減少
 1〜9月累計では0.4%増も今後の落ち込み必至
★サービス連合が国土交通省にテロ影響で要望書
 危険情報見直し、沖縄修旅消費税免除、PSFC廃止等
★JNTO、“i”システム研修会を開催
<旅行関連>
★10月のJTB短観 調査開始以来、最悪の見通し
 テロで海外旅行に不安感、国内は好調示す
★大阪のトラベルコスモスが自己破産申請
<航空関連>
★JAL国際線旅客数19.7%減、ANA17%減
 航空3社9月実績、中国オセ方面、国内堅調に
 JAL、11月予約状況に多少の持ち直し?
 10月の国際旅客数、空爆で9月より落ち込む
★SAS、エアバス導入が12月12日に延期
★コンチネンタル第3四半期、純利益300万ドル確保
★フィンランド航空9月実績、日本線利用率若干減
★IATA、9月の加盟会社輸送量は17%減に
★エア・カナダがフェニックス就航、日本線接続も
★全空港にJAS SERVICE GUIDEを配備
★キャセイ、香港―コロンボ線運航再開
<出入国統計>
★マカオ、9月の日本人訪問者17.7%減
★9月の沖縄観光客、1.5%増の39.8万人
<デスティネーション>
★パラオ、大統領が来日、「通常通り」アピール
 直行チャーター便の継続・増便をJALに要請
★豪NSW州、シドニーTAAミッションが来日
★香港観光局が北海道でセミナー開催
<ホテル>
★成田6ホテルが共同で東京駅行きバスを運行
■為替市況(1日)

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(c)航空新聞社 2001

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