韓国観光使節団が来日、安全性をアピール 修旅減少響き01年訪韓日本人5%減の235万人 韓国政府文化観光部と韓国観光公社などで構成された韓国観光使節団がこのほど来日し、27日に都内ホテルで記者会見を開き、米国同時多発テロ事件による韓国旅行需要の影響や韓国の安全性などについて現状を説明した。団長の朴良雨文化観光部観光局長は、「テロ事件の影響で、観光市場が萎縮し、日本からの観光客も大きく縮小した。日本の中学生、高校生による修学旅行が取り消しとなり、青少年の交流に影響があったことが残念。韓国は安全な国であり、韓国政府は、米国発生のテロ事件のために、主要観光地の巡回かつ強化、修学旅行は警察車両の先導、外国人安全確保に力を入れている。先に済洲島で開催された日韓観光振興協議会で、両国間の観光交流の活性化のための具体的事業を開発推進することで合意した。韓国と日本は隣国、友人として各分野で協力が必要であり、その中で観光こそ友好促進のための平和のパスポートである」と強調した。 また、呉龍洙韓国観光公社海外振興処長がテロ事件後の訪韓日本人の影響について説明。それによると、9月の12.5%減の20万6000人に続き、10月は22.3%減の17万 6000人にまでダウンした。これにより、1〜10月の累計は0.6%増の206万7000人とほぼ前年並みとなり、11月以降も減少が予想されることから、2001年累計は5.0%減の 235万人との見通しを示した。とくに、テロの影響で日本からの修学旅行のキャンセルが相次いだ。9月以降63校1万1500名がキャンセル、結果的に修学旅行は前年比27%減の3万名程度になると予想している。このため、韓国では日本からの修学旅行制のために警察車両の先導、主要観光地の巡回かつ安全強化などに安全確保に万全の態勢を整えていることを改めて強調した。ちなみに、訪日韓国人は9月2.3%減、10月5.5%減とそれほど減少していない。 |
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