2001年11月30日

 12月8日に「Touism Conference in Hawaii」
 航空・旅行有志で需要回復へ「ホノルル宣言」

 
日本とハワイの観光関係者が「旅」の持つ価値を再認識し、海外旅行を「より安心で快適」なものにする具体策を話し合うために米国ハワイ州ホノルルに結集し、12月8日にワイキキのヒルトン・ハワイアン・ビレッジで開催する「Touism Conference in Hawaii」の概要が明らかになった。発起人は兼子勲JAL社長、舩山龍二JTB社長、 ベンジャミン・J・カエタノ・ハワイ州知事、トニー・S・ヴァリセラ・ハワイ観光局 長の4氏。
 同カンファレンスはまず、パネル・ディスカッションとして、「日本における海外 旅行者の意識と今後必要な対応について」の話し合いを行う。有識者として石川次郎 氏、阿川佐和子氏、壇ふみ氏を招き、一般旅行者の視点からディスカッションする。 パネラーは3氏の他、JAL益子専務、日通浜中会長、ハワイ側代表者などが予定され ている。また、本会議では、パネルディスカッションを受けて、石川次郎氏が一般旅 行者の視点から旅行業界に望むことを提案する。この後、日本側、ハワイ側代表者による円卓会議が開催され、これを向けて「ホノルル宣言」を出す予定。
 同カンファレンスについて、「テロ事件による旅行産業の根幹に関わるこの重大な危機に、我々有志は、今こそ旅行産業に与えられた大きな社会的使命として、「旅」 が持つ本来の価値を守り、旅行者に“旅する自由”を取り戻していただくため、海外 旅行の代名詞とも言えるハワイに集い、ハワイ州政府他の賛同を得て、海外旅行を 『より安心で快適』なものにすべく、今ここに結集する」としている。
 また、翌日にJALホノルルマラソンが開催されるため、同カンファレンス参加者有志も、同時開催の「メイヤーズ10kウォーク」に参加する予定。


30日、その他の主なニュース
<行政・関連団体>
★国際線旅客数は32%減、湾岸超える落ち込みに
 成田10月空港運用状況、11月も36%減で推移
<旅行関連>
★ジャルパックAVAスペシャル「春いちばん」発売
 東名阪で1〜3月3万名目標、各方面で値下げ
★Tis統合で国内15%増も海外5割近くダウン
 日旅10月実績 マッハ51%減、ベスト40%減
★近ツー、JAL機チャーターし初日の出鑑賞ツアー
★全日空ワールド、オリエント急行ツアー発売
 ベニス〜ウィーン1泊含む欧州3コース設定
★JTB、ビジネストラベルで日本オラクルと提携
 電子購買・調達で最大限のコスト削減実現
★秋闘、日本旅行冬期臨給0.7カ月で大筋合意
<航空関連>
★JAS、テロの影響で通期見通しを下方修正
 単体経常益32億円減の54億円と黒字は確保
★JAS連結中間、国内好調で大手で唯一増収増益
 国内旅客数7%増と躍進、経常益11%増94億円
★中国西南航空、成田・関空−成都を5月から開設
★チャイナエアライン、ホノルル向け特別運賃設定
★キャセイ、セルフサービス機「CXpress」を導入
★ACA、バンクーバー―アンカレッジ線を来夏開設
★マイレッジサービス・Wマイルキャンペーン
 JAS、12月1日から通常の2倍マイル積算
<出入国統計>
★10月日本人香港訪問者数が25%減の8万人台に
<デスティネーション>
★カンボジア観光大臣来日、安全性を強調
 日本への直行便開設に意欲
★ベルギー観光にとって2002年を意義ある年に
 ベルギー2002セミナー開催、各種計画をPR
★バンクーバー観光局、シアトルと共同商品展開
★トラベルサウスUSA、南部大学を再開
★英観光業者の3/4がユーロ対応に備える
<ホテル>
★パン パシフィック シンガポール業界向け特別料金設定
【組織・人事】
★人事異動 日本旅行
■為替市況(29日)

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(c)航空新聞社 2001

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