2001年12月10日

 10月のアジア・太平洋地域日本人訪問者
 テロ事件の影響により軒並み大幅減少

 2001年10月のアジア・太平洋地域への日本人訪問者数がこのほどほぼまとまった。それによると、10月は、先日JNTOより発表された10月の出国者数の大幅減(前年同月比39.9%減)にともない、各デスティネーションとも軒並み2桁の減少となった。これは、従来から報道されている通り、9月11日に発生したテロ事件の影響により、消費者が海外旅行を控えたためとされる。
 なかでも、太平洋リゾート地区が、特に落ち込みが大きく、ハワイ54.1%減(6万7440人)、グアム55.7%減(3万3051人)、マリアナ44.4%減(1万5129人)となった。オセアニアでは、NZが19.5%減(8177人)、豪州が24.9%減(4万1100人)と、前年同月にくらべ2−3割の減少となった。
アジアは、韓国22.3%減(17万5955人)、中国8.5%減(19万7400人)、香港25.2%減(8万4667人)、台湾25.7%減(6万7197人)、マカオ21.5%減(8936人)と減少している。2001年に入り減少傾向にあったシンガポールは、テロ事件が追い打ちをかけた形となり、51.0%減(3万5934人)となった。


10日、その他の主なニュース
<トップニュース>-----------------------------------------
★ANA社長、JAL/JAS統合に「強い懸念」
 3社競合路線ではJAL/JASシェア高まると指摘
<行政・関連団体>-----------------------------------------
★人キロあたり旅客収入はSKY、JALの順で低く
 国交省まとめ7〜9月輸送サービス、ANK最高
<旅行関連>-----------------------------------------------
★トヨタツーリストが冬期臨給2.5ヶ月+αで合意
<航空関連>-----------------------------------------------
★UAL、来春成田―台北線就航、成田ハブ強化
 需要回復向けTVCM放映、8日より約1ヶ月間
★シンガポール航空、来春成田線週3便増便
 1月13日より関空・名古屋・福岡・広島線減便
★デルタ航空、11月の輸送実績を発表
 年末年始日本線は好調、来年以降は楽観視
★ノースウエスト航空、11月の輸送実績を発表
 年末年始の予約状況は7-8割に回復
★ユナイテッド航空、11月の輸送実績を発表
 アジアからの利用者シフト、年末年始は好調
★エア・タヒチ・ヌイ、新機材導入
 Fクラス新設・全席モニター付、日本線にも投入
★ルフトハンザ、A380導入を正式決定
★羽田東旅客ターミナルビル、12月12日に着工
 施工会社と契約を締結、2003年度末完成へ
<デスティネーション>------------------------------------
★成田−済州島開設で禹知事、日本人客増に期待
 ソギポでW杯ブラジル−中国戦決定、即日完売
★ベルギー観光局、トラベルマニュアル2002発行
<ホテル>------------------------------------------------
★スターウッド、Holiday Saverプロモーション
 アジア太平洋のホテルを最大50%OFFで提供
★2003年夏に「米子全日空ホテル」オープン
■為替市況(6日)

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(c)航空新聞社 2001

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