2001年12月12日

 全旅協、海外事故発生時の会員支援体制を強化
 事故対策アドバイザー委嘱、連絡体制の整備も

 
全国旅行業協会はこのほど、海外事故発生時の本部・支部支援体制を強化し、本部へは事故対策アドバイザーを委嘱(非常勤)、支部では事故対策委員を選任し、活動を強化すること等を決定した。これは昨今、海外旅行中に邦人が事故等に巻き込まれるケースが増加しており、とくに国土交通省等への報告義務が生ずるような事故の場合では、迅速かつ的確な対応および情報伝達が求められることから、全旅協として、(1)会員への海外事故対策の周知徹底、(2)必要に応じた緊急支援──を行うために体制を強化したもの。
 9月の米国テロ事件の際も、ニューヨークに送客中の旅行会社の確認や、旅行者の安否確認、国土交通省への報告等にかなりの時間を要しており、緊急時の対応や情報収集に課題を残す結果となった。このため全旅協では今回、緊急時の安全対策に関するワーキンググループを本部に設置し、危機管理・安全対策機能の強化・連絡体制の整備等について検討するほか、会員への指導や消費者啓蒙も進める。また通常、旅行者が事故等に巻き込まれた場合には、全旅協会員は各支部に報告することとなっているが、国交省等への報告義務が生ずるような事故が発生した場合には、各支部から会員会社に対して事故に巻き込まれていないかどうかの確認を「大至急」行い、その結果を全旅協本部にFAXで報告することとしている。


12日、その他の主なニュース
<トップニュース>-----------------------------
★中国系航空会社各社が成田乗り入れを希望
 暫定滑走路オープンで増便・新規開設相次ぐ
 成田―上海線、日本側開設希望集中で供給過多も
 JALがWデイリー、ANAデイリー、JASも参入へ
<行政・関連団体>-----------------------------
★全旅協、海外事故発生時の会員支援体制を強化
 事故対策アドバイザー委嘱、連絡体制の整備も
★IATA運賃調整会議、アジア・オセアニア路線決定
 今年度とほぼ変わらず、シドニー線PEX若干値上げ
★一般主任者の合格者数・合格率が4年ぶり増加
 出願・受験者数は減少も、国内はいずれも減少
<旅行関連>---------------------------------
★HIS、ハワイとアメリカでキャンペーン展開
 店頭購入を条件にホテルランクアップ等提供
★JALホノルルマラソン、日本から9000名以上参加
 人気の10kmウォーク、旅行会社役員も健脚披露
★プリンセスクルーズ、2002年アジア市場強化
★JTB、全社で盲導犬普及に対する取組みを推進
<航空関連>---------------------------------
★ノースウエスト、成田―釜山・高雄線就航
 関空―台北線も就航、成田―台北線は機材変更
★カンタス子会社、来秋関空・名古屋・福岡就航
 レジャー市場に特化、低価格運航スタイル
★キャセイ、カラチ線運航再開・ドバイ線増便
★ハワイアン航空、業界向け優待運賃を設定
<デスティネーション>--------------------------
★視察ツアーなどエコ・ツーリズム企画を展開
 ATC、2002年“国際エコツーリズム年”で
★ATC、2月にトレードショーJAM2002を開催
★NZデスティネーション・セミナー2002開催
 1月22日から全国4都市で、参加者を募集中
★LAトラベル・アカデミーが2月から再開
<ホテル>-----------------------------------
★スーパークラブス、リゾートを3軒オープン
★アコーホテルズ、日本語含むアジア向けHP開設
★スターウッド、業界向けの特別優待料金設定
【組織・人事】
★パン パシフィック 人事異動
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2001

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
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