中国、日本人訪問者数250万人達成は来年へ 今年は6%増235万人前後に、韓国と同レベル 「今年の中国への日本人訪問者数は、昨年度比6%増の235万人前後になる見通し」―中国国家観光局(東京)首席代表の張西龍氏は、弊社のインタビューに対し以上のように語った。動向次第では、現在日本人訪問者数がトップの韓国の数字に迫るか上回る勢いとなり、今後の行方に注目が集まる。 9月の米国テロ事件以降、中国でも日本人訪問者数の減少は見られ、最新の10月の数字では8.5%減を記録、少なからず影響を受けた形となっている。しかし今年以降、中国への日本人訪問者数は、昨年同様ほぼ2ケタペースの上がり調子を維持、2001年トータルでの訪問者数予測は昨年比6%増の235万人前後に落ち着くとしている。 この235万人前後という数字は、先日韓国観光公社が発表した今年の日本人訪問者予測と一致する。韓国側発表の数字は、昨年比5%減の235万人。2001年1月から10月までの日本人訪問者数は韓国が206万7247人(昨年同期比0.6%増)、中国が199万 7500人(同10.8%増)、既に中国が韓国を肉薄している状態にある。今後の動向次第では、中国が韓国を抜き日本人訪問者の受け入れ国ナンバーワンになる可能性もある。 同観光局では、当初今年の日本人訪問者数を14%増の250万人規模に目標を設定していた。来年に関して、張氏は「250万人達成は来年こそ目指したい。来年は日中国 交正常化30周年の節目の年にあたり、成田空港の発着枠も拡大されるため、さらなる需要増が期待できる」と述べている。来年の日中国交正常化30周年を記念して、日中両政府は中国側から来春3000人、日本側から来秋1万人の交流使節団が訪問することになっており、日中相互の観光交流がさらに拡大される見通しだ。また来年4月18日の成田空港暫定滑走路供用後の日中航空路線拡大も、訪問者数増に大きく寄与する可能性が高い。「乗り入れ都市も増え、内陸へのアクセスが格段に向上する。中国リピーターの増加も見込まれるだろう。さらに旅行商品の価格も手頃になれば、さらなる訪問者数増を期待できる」(張氏) |
13日、その他の主なニュース
|
<行政・関連団体>--------------------------- ★テーマパーク等の10月売上高が78.2%増を記録 経産省まとめ、ディズニーシー開業効果大きく ★堂本千葉県知事、成田は単独の民営化望ましい 民営化には2500m化などが4つの絶対条件 ★OTOAドットコムのiモード版運用開始 ★羽田・中部の機能拡充に国費614億円を要望 国交省、第二次補正予算で国費1兆6000億円 <旅行関連>-------------------------------- ★PATA、2002年総会でクリントン氏が基調講演 ★ホノルル・フェスタ、来年3月8日から開催 JTB全面協力、全国から参加者5千人以上募集 ★広島―釜山間の国際定期フェリーが来秋就航 ★京成電鉄、「スカイライナー」をリニューアル ★東京空港交通、羽田−調布線と国分寺線を新設 ★海外ツーリストパーキング、iモード用HP開設 <航空関連>-------------------------------- ★エア・カナダ、11月の輸送実績を発表 ★インフィニ、中国系5社とダイレクトアクセス ★BAW「BAジャパン・ヨーロッパ・パス」運賃設定 日欧間の航空会社は無制限で同運賃の利用が可能 ★シンガポール航空とシルクエアー アクセスのダイレクト・セルに参加 ★SAS、日本線利用者にプレゼント・キャンペーン ★SKY、春休みにも回数券設定で“テコ入れ” 大人普通運賃より最大6000円引きに ★RAC、久米島─石垣間のチャーター便を56便運航 <デスティネーション>------------------------- ★第4回シドニー・ゲイ・ゲーム、2002年11月開催 ★豪シドニーのFOXスタジオ、バックロット閉鎖 <ホテル>--------------------------------- アコーの日本展開、5年以内に25ホテル開業 ★スーパークラブス、日本語HPが完成 ■為替市況(12日) |