「国内シフト」くっきり、国際持ち直し感も 航空各社年末年始予約状況、沖縄路線も回復 航空各社が14日発表した年末年始(12月22日〜1月6日)の予約状況によると、米国同時多発テロの影響を受けている国際線は対前年同期比16%減の456万90人と落ち込んだものの、国内線は同2%増の413万8249人と堅調に伸び、“国内シフト”の傾向が顕著に現れた。特に、テロの影響で落ち込んでいた沖縄線は、全日空の予約数が同2%増となるなど回復傾向にある。また、国際線は、先頃JTBが発表した予約状況では3割減となっていたが、日本キャリアの予約状況は同16%減に留まった。これは海外の航空会社からのシフトも一部あるものと見られるが、10、11月と4〜5割減 を記録していたことを考慮に入れれば、やや持ち直し感が出てきたと言え、今後の明るい材料となりそうだ。 各社別の実績を見ると、【日本航空】は、注目の国際線は同15.3%減の320万62人(日本発のみ)、予約率は同9ポイント減の86.8%と前年実績を下回ったものの、テロ以降からの落ち込み幅が縮小した。方面別ではオセアニア線が同12.2%増の2万3578人、予約率100%と好調で、中国線も同3%増の1万6076人、予約率66.3%、韓国線は同0.4%減の3万5824人、予約率77.9%と堅調。 3方面以外は前年割れとなったが、東南アジア線は同1.6%減の10万415人、予約率 93.3%、グアム・サイパン線は同16.2%減の2万7017人、予約率87.2%と、やや持ち直しの感がある。一方、ホノルル線は同35.7%減の5万1943人、予約率81.4%、米大陸線は同30.8%減の3万7328人、予約率96.9%と、依然影響は大きく、欧州線は同27%減の2万7881人、予約率80%と、米国路線ほどではないものの、大きく落ち込んだ。 国内線は同4.1%増の101万7362人(JAL/JEX合計)、予約率69.9%と好調。方面別では北海道方面が同10.4%増、九州方面が同8.1%増と高い伸びを示し、沖縄方面も予約率は同1.4%減に留まり、回復基調が顕著となった。 |
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