年末年始は中国・豪ア堅調も5〜6割レベル大勢 「低迷底打ち」で来春からGWの本格回復予測 年末年始のパッケージツアー予約状況は、既に取消料が発生する出発40日前を過ぎて確定しつつあるが、一時期の落ち込みからは回復し「低迷は底打ち」との見方も出 ているものの、ホールセラー9社のうち前年の7割以上を維持しているのは3社に留まり、3分の2を占める6社は5〜6割レベルで推移していることが本紙調査でわかった。ただし、中国では取扱いのある7社のうち4社がプラス成長を記録、またアジア、オセアニア方面でも堅調な需要が示されており、テロによる心理的不安の少ない方面は概ね平常化しつつある。また、ハワイおよびグアム・サイパンは、各社間で需要回復のスピードに差はあるものの、回復基調が伺える結果となった。 海外旅行需要の回復時期については、「春以降」、「春には回復すると言う人、GW頃までかかると言う人でほぼ2分されているが、春頃には回復するのではないか」、「アフガン情勢が安定化に向かえばGWにはリバウンド需要が期待できる」など、春からGWにかけての本格回復を予測する声が最も多く、年末年始を境に海外旅行需要は徐々に回復するとの見方が大勢を占めている。しかし一方では、「価格訴求型が目立ち、収益に結びつかない。4月以降も不透明」、「旅行代金がこんなに下がってしまったものを、どのように引き上げて行けるかが一番のポイントになるだろう」との指摘もあり、需要回復に向けた取組とともに、収益改善が今後の大きな課題の一つとなることは間違いないだろう。 |
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