NWA目代社長、米本土線のビジネス需要回復 ビーチ路線課題、前年並み回復は7月頃予測 ノースウエスト航空(NWA)の目代純日本統括社長はこのほど、本紙のインタビューで、日本路線の航空需要について「ロードファクターを見ると、日本─米国に関してはほぼ需要が戻ってきている。ハブのミネアポリスとデトロイトは去年以上のパフォーマンスに回復している。また、ニューヨーク路線もだいぶ回復してきており、決 して良くはないが戻り感はある。アジア路線は前年比5〜10%の落ち込みで、12月も 5%減程度、利用率も前年並に近くなってきており、回復している」と好転をしてきたことを明らかにした。 とくに、NWAによれば、日本−米本土路線は米国からのビジネス需要が順調に回復、また、日本側のビジネス出張もセキュリティに対して、NWAは法人セミナーを開催して、企業側にアピールしており、徐々に理解され始めたとしている。 目代社長は「ビジネストラフィックはやはり電話ではなく、フェース・トゥ・フェ ースが必要で、企業間の提携や営業のために企業出張が回復してきた」と強調、「米国本土やアジアは個人旅行、ビジネス需要がベースにあり、確実に良くなってきている」と指摘した。 ただ、課題はビーチ路線で、日本からグアム、サイパン、ハワイ路線は引き続き回復が遅れており、とくにファミリー、企業のインセンティブの落ち込みがリカバーしにくくなっている。 年明け後の旅行需要の回復について目代社長は、「フルに近い去年並の回復はゴールデンウィーク開け後の夏場、7月頃だろう」と予測、それまでの1〜6月は、NWAはセーフティとセキュリティに対するセミナーや、成田空港への新しいセキュリティシステムの導入、一般コンシューマーに直接訴える広報・プロモーション活動、 2月24日にオープンするデトロイト空港の新しいターミナル「ワールドゲートウェイ」などのアクティビティを通じて需要回復に努める。 目代社長は「徐々にフルリカバーに戻したいが、ロードファクターが上向いているので、焦る必要はない」との見解を示した。 目代社長はNWAの場合、「米国発、アジア発、日本発の三つのPOS(ポイント・オブ・セール)が良い感じで助け合ってくれている。日本が悪い時はアジアが良く、アジ アが悪い時は日本、米国が良い。湾岸戦争の時も同様だったが、NWAはネットワークビジネスなので、ネットワーク全体からすると、それほど悪くない。しかし、価格が 下がっており、競争や需要喚起を考慮して、プロモーションは仕掛けていく」と強調した。 |
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