2001年度の海外修旅、当初予定では約15%拡大 韓国が再び中国を抜いてトップに返り咲きか 中学・高等学校による2001年度の海外修学旅行は、実施件数が前年度比14.1%増(161件増)の1302件、参加人数が同15.5%増(2万8999人増)の21万6175人と、マーケット規模が約15%拡大する見込みであったことがこのほどわかった。これは、 (財)日本修学旅行協会がまとめた実施状況調査によるものだが、調査時期が2001年8月だったため、9月の米国同時多発テロ事件による影響(修学旅行の中止、旅行先の変更等)は反映されておらず、実際の実施校数や参加人数はこれを大幅に下回ることは間違いない。ただし、海外修学旅行マーケットが急速に拡大してきていることをこの数字は裏付けており、今後の需要動向が注視されるところだ。 また、2001年度に実施済みおよび実施予定だった修学旅行先では、韓国が290件・4万6623人に達し、中国の230校・4万5713人を僅差で抜いて、再び最も人気のある修学旅行先となった。ただし、今年は米国テロ事件の影響に加えて、教科書問題、小泉首相の靖国参拝問題などもあったため、これらによる影響がどの程度あったかは今回の調査では明らかになっていない。以下、3位アジア(202件・3万2849人)、4位オーストラリア(165件・2万7699人)、5位ハワイ(80件・1万4880人)、6位アメリカおよびメキシコ(93件・1万4385人)、7位ヨーロッパ(99件・1万 1144人)──と続いている。今回は、韓国と中国の順位が入れ替わったほか、ハワイ が前年度に比べて約2900名増加し、アメリカ・メキシコを抜いて6位から5位に順位を上げた。 実施件数・参加人数が大きく伸びたのは、アジア(36件増・7182人増)、オーストラリア(28件増・4930人増)、韓国(17件増・4111人増)、ハワイ(3件増・2896人増)、中国(23件増・2783人増)など。また、3位のアジアを国別に見ると、シンガ ポールが9921人、マレーシアが2318人、シンガポール・マレーシアが1万8077人、シンガポール・マレーシア・インドネシアが204人となり、シンガポールおよびマレーシアを訪れた修学旅行生は3万520人に達した。このほか、ヨーロッパではイギリス 37件・4701人、イギリス・フランス12件・2448人、フランス8件・1233人の順となった。 旅行日数については、中学校が平均9.2日と前年度に比べて1.1日長くなったが、このうち国公立は0.2日増の4.4日、私立は2.3日増の12.1日と私立校の長期化が目立った。一方、高等学校は平均6.2日となり、前年度に比べ0.5日短くなっている。内訳は、国公立が0.1日増の5.0日、私立が0.8日減の7.3日で、国公立と私立の日数格差が縮小した。また、旅行費用(1人当たり平均総額)は、旅行日数の伸びた中学校では21万2578円となり、前年度に比べ94円増加したが、高等学校は前年度を5211円下回る15万6261円と引き続き減少した。 |
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