成田一廈門、ハノイ等開設、成田輸送力2割増 JAL02年度計画、羽田一富山・岡山・山口も JALグループは16日、2002年度の路線便数・機材計画を発表した。それによると、 米国同時多発テロの影響で国際線の需要は依然低迷しているものの、成田空港の暫定平行滑走路の供用開始をチャンスと捉え、成田発着の輸送力を約2割拡大する。特 に、中国路線は新たに成田一廈門線(週3便)、名古屋一上海線(週7便)を開設す るとともに、成田一北京線は夏から週14便、成田一上海は4月から週14便へ増便する など、輸送力を約50%と大幅に増強する。また、この他のアジア路線では、現在ベトナム航空とコードシェアを行っている成田一ハノイ線を新たに週2便で開設、成田一 ソウル線は夏以降、週21便体制にする。米国同時多発テロの影響を最も受けている米国路線は、テロの影響を含まない前年度計画対比で減便・運休を続けるものの、今年夏には需要がおおむね回復するとみて、夏以降は徐々に便数を元に戻す計画だ。 一方、国内線は既報の通り、7月に羽田空港の発着枠が増枠となり、今回日本航空 は8枠配分されたことから、羽田一富山、岡山線をそれぞれ1日3便、羽田一山口宇部線は1日2便で開設する。JALは、「経営統合の精神を踏まえ、更なる競争の促進 と旅客利便性の向上に積極的に対応するために、他社が独占している国内線3路線に 新規参入する」と説明しており、今回の路線開設が経営統合へ向けた動きの一貫であ ることを説明している。また、国内線はジェイエアが4月以降、成田一名古屋線を1 日1便で開設し、成田空港発着の欧米路線を名古屋の旅客も利用できるようにする。 羽田一広島線は9月末まで1日1便増便し、1日4便体制にするとともに、羽田一函館線を6月以降は1日4便に1便増便、伊丹一札幌線、名古屋一沖縄線は4月以降に1便増便し、それぞれ1日3便、1日4便体制とする。また、羽田一宮崎線は6月以 降、1便減便する予定だ。 |
17日、その他の主なニュース
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