2002年1月31日

 訪中者数238万人、訪韓者数237万人を上回る
 2001年東アジア地域への日本人訪問者統計

 
東アジア各国・地域(中国・韓国・台湾・香港)における、2001年の日本人訪問者数がこのほど明らかになった。4ヵ国・地域の2001年訪問者数合計は707万5264人となり、2000年より101.4%増加している。なかでも、今回注目されるのは、訪中日本人数が238万人を記録し、訪韓日本人数の237万人を上回ったことだ。年間日本人訪問者数100万人突破を目指していた台湾は、97万人となり惜しくも目標達成はならなかった。香港は133万人が訪問している。
 また前年比でも中国が好調で、前年比8.3%増を記録した。その他、台湾が同5.9%増のプラス成長となった。
 月別の推移を見ると、各国とも前半は好調に推移したが、9月以降は他地域と同様に2桁の落ち込みを見せた。しかし、各国とも12月に入ってからは上向きとなり、2002年には他地域より速く回復することが期待されている。また、12月でも中国は好調で、前年同月比10.2%の増加を記録している。なお、2002年には、4月からの成田空港暫定滑走路供用開始により、それぞれ輸送量が増強するが、この座席供給量増加 がどのように影響していくのかが、2002年の東アジアへの日本人訪問者動向での鍵となることはいうまでもない。それぞれの2001年日本人訪問者数は次の通り。
 ▼中国:238万3700人(前年比108.3%)、▼韓国:237万7321人(同96.2%)、▼台湾:97万7705人(同105.9%)、▼香港:133万6538人(同96.7%)※各政府観光局の調べによる


31日、その他の主なニュース
<行政・関連団体>
★国際線旅客減少は11月で「底を打った」
 関空会社、出発旅客数は1月は前年比83%に
★航空旅客数は前年比79%の125万人へ回復
 関空12月、国際線は半減から72%へ持ち直し
★JATA需要喚起第3弾「やっぱりカリフォルニア!」
 一般消費者ターゲットに米国旅行の需要回復を
 JATA、NY、欧州・アラブ地域も検討
★3月開港の襄陽国際空港を新地点に追加
 日韓航空協議、W杯と修旅の臨時便運航も合意
★JNTO、韓国の修学旅行関係者10名を日本招請
 低廉宿泊施設も視察、生徒は中級希望と課題も
<旅行関連>
★近ツー2001年実績 総取扱額6%減の6973億円
 海外テロで17%減、国内メディア伸び前年並み
 12月は海外68%減で総取扱額35%マイナス
★阪急2000年旅行実績 12%減の3262億円に
 海外旅行14%減で2000億円割り込む
 12月は総取扱額34.7%減と回復足踏み
 海外旅行は依然50%減、国内も5%減と不振
<航空関連>
★ANA、不動産取引でマイルを獲得
 「住まいdeマイル」サービスを開始
★日本航空が“Airline of the Year 2002”に
 積極的な構造改革、JASとの経営統合を評価
★ANA、4〜5月の特割を設定
 羽田一福岡、岡山、松山等で割引率高く
★「ANAカードウェルカムキャンペーン」実施
 新規入会でボーナスマイルや利用券プレゼント
★JASで往復Lucky Get!2002キャンペーン
 合計4004名に国内線無料航空券当たる
★龍常務が専務に昇格、後任にHIS出身大野氏
 SKY、JAL出身の野村常勤監査役が取締役に
<デスティネーション>
★台湾、海外修学旅行受け入れ高校名簿を配布
<ホテル>
★ホテル・ド・クリヨン・パリ、改装工事が終了
 伝統と最新技術の融合を図る
■為替市況(30日)

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(c)航空新聞社 2001

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
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