2002年2月7日

 2001年アジア・太平洋地区日本人訪問者数統計
 海外旅行自由化以来史上最大のマイナス成長

 
アジア・太平洋地区への2001年日本人訪問者数統計が、このほどほぼまとまった。先日国際観光振興会(JNTO)より発表された2001年の出国日本人数は、前年比9.0% 減の1621万5000人となり、日本人の海外観光渡航自由化以来、最大のマイナス成長を記録している。2001年は、上期は堅調に推移していたものの、下期は米国同時多発テロ事件の影響で大きく落ち込み、各デスティネーション別の動向でも、概ねこれに沿って推移した(詳細は表を参照)。しかし、この中で注目されるのが中国への訪問者で、2001年は238万3700人し、前年より8.3%増加している。韓国への訪問者は237万7321人を記録したが、前年比では3.8%減少してしまった。その他、台湾が、上期の好調が下期をカバーして前年比5.9%増(97万7705人)となり、パラオも同3.2%増 (2万2403人)とプラス成長を記録した。


7日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★中国、航空会社が3グループに再編
 中国政府が正式承認、再編後は独立企業に
<行政・関連団体>
★羽田チャーター、1日旅客数は約2500名まで 
 1時間あたり500〜750名、7日に応募締切り
★海外旅行DI値、12月に過去最低記録も底打ちか
 JATA調査、国内はシフト需要で単価上昇も
★2001年訪日客、0.2%増の476万8000人
 韓国人の旅行先シェアで中国に抜かれる
<旅行関連>
★トラベル日本「アシアナホリデーズ」発売
 高品質商品造成、アシアナ成田線増便機に拡販
★ANA、グループ旅行会社3社の持ち株会社設立
★1月JTB短観、現況DI値は依然低調もかなり良化
 6ヶ月後は全てプラス、特に海外個人が急激回復
<航空関連>
★成田―ロサンゼルス線のデイリー運航再開決定
 SIA、バンコク経由大阪線や広島線も一部復活
★デルタ、2001年第4四半期の業績を発表
 純損失7億3400万ドル、通年は純損失12億ドル
★UAL、2001年第4四半期の業績を発表
 純損失3億800万ドル、通年は純損失21億ドル
★アリタリア、ローマ銀行両替優遇サービス開始
★中国東方航空、オンライン予約スタート
<デスティネーション>
★FJIの増便控えハイレベルミッション来日
 フィジー、2001年の日本人客数は2万人強
<ホテル>
★大型温泉ホテル経営の川良が民事再生申請
★阪急ホテルズと第一ホテルが4月に合併
■為替市況(6日)

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(c)航空新聞社 2001

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