2002年2月8日

 ANA、羽田チャーターを今年度の10倍に
 約300本を計画、羽田一ソウルの便数が大幅増

 
全日空は7日、2002年度から羽田空港の深夜早朝時間帯の国際チャーター便を、今年度の30本の約10倍にあたる約300本運航する計画だと発表した。
 全日空は、年間を通して、毎週木・金・土曜日羽田発ソウル行きと、毎週金・土曜ソウル発羽田行きのチャーター便を運航する方針だ。更に多客期にはグアム・ホノル ル行き等の運航を年間30本程度計画し、羽田発ソウル行きも増便を計画する。年度合計では、羽田発ソウル行きは170本程度、ソウル発羽田行きは100本程度、羽田発グアム・ホノルル行きなどは30本程度を運航する計画だ。増枠によって毎週決まった曜日に決まった目的地への運航が実現するため、一般旅客の間でも羽田空港からの国際チャーター便の認知度が高まると見られ、これを契機に、羽田空港の国際線の利用者が大幅に増加することになりそうだ。
 さしあたって、増枠後初めてとなる4月1〜25日運航分の申し込み受け付けは、既報の通り昨日7日となっていたが、それに全日空は羽田発ソウル行きを10本(毎週木・金・土羽田発)、ソウル発羽田行きを7本(毎週金・土発)の合計17本のチャーター便を運航する計画を申請したという。
 全日空では、昨年2月16日の国際チャーター便解禁から、ホノルル、グアム、ソウルなどの観光地を中心に運航を行っており、旺盛な首都圏の需要に支えられ、2002年1月運航分までの平均利用率は99%とほぼ満席近くの利用率を達成したという。当初は、羽田空港から国際チャーター便が運航可能となっても、深夜早朝時間帯であるため、どの程度の利用があるか、不透明であったが、1年を経過し、国際チャーター便 の需要が実証されたことになると言えよう。


8日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★JAS、関西空港発着の国際線撤退を発表
 成田暫定で上海、昆明線開設、香港線を再開へ
<行政・関連団体>
★2001年の成田出国日本人数、10.1%減の817万人
 テロ以前は2.4%増も、テロ後に36.9%減少で
★2001年の旅客輸送量4%減、座席供給量1%減
 IATAが加盟航空輸送実績を発表、明るい兆しも
★JATA10月の苦情相談件数、テロで82.2%増
★広島県、海外修学旅行合同セミナーを開催
<旅行関連>
★大阪発マッハ・ベストは2001年集客12%減
 2002年は商品・サービス拡充で10%増目指す
★JTB、日中国交回復30周年記念特別企画を設定
 “長江をゆくバスと船の旅30日間”等3コース
★桜開花の遅れ・花見シーズンの降雨損害を補償
 東京海上、レジャー・観光業者等に向け新商品
<航空関連>
★AFR、1月の輸送実績、テロ後初の旅客輸送量増
 長距離線中心に顕著な需要回復
★KLM、1月の輸送実績、Cクラスでも回復傾向に
★DAL、1月の輸送実績、L/Fが引き続き上昇
★NWA1月輸送実績、太平洋路線L/Fが84.3%に
★ANA・MXA、3月末以降にコードシェア実施へ
<出入国統計>
★11月の日本人スイス訪問者、61%減の6587人
★11月の日本人ニューカレ訪問者、2%増の2586人
<デスティネーション>
★3日発生のトルコ地震、観光に全く影響なし
★カナダスペシャリスト養成講座、第1レベル終了
★ベルギー、入国に必要な旅券残存期間6ヶ月に
★DFSギャラリア・ハリウッド、2階部分が完成
<ホテル>
★SRSホテルズに北京の高級ホテルが新たに加盟
★PICグアム、「学割キャンペーン」を実施
■為替市況(7日)

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(c)航空新聞社 2001

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