2002年2月12日

 阪急、グリーニングは3方面に絞り込んで展開
 トラピックスとの共販商品を全方面で大幅拡充

 
阪急交通社は2月15日より、2002年度上期の東京発商品を発売するが、第1ブランドのグリーニングツアー(GT)は3方面に商品を絞り込んで展開、第2ブランドのタイムではトラピックスとの共同販売商品であるタイムスペシャルを全方面で大幅に拡充する方針を明らかにした。ハネムーナーを主なターゲットとして展開するGTは、これまで計6方面を商品化してきたが、2002年度上期よりアメリカ、カナダ、ヨーロッ パの商品造成を取り止め、集客の好調な南の島々、ハワイ、オセアニアの3方面に絞り込んで展開する。また、タイムはこれまで四半期毎に商品を展開してきたが、「現在のところ(四半期毎に商品を展開する)計画はない」と説明、一方でトラピックスとの共販商品であるタイムスペシャルを7方面にわたって展開し、さらに販売を強化する。
 なお、ウエディング需要が高く同行者の多いハワイでは、GTとタイムを同一パンフ レットで展開し、同行者向けの値頃感あるプランをタイムとして商品化する。また、期中スポット商品ではタイム独自の商品も造成する予定だが、通期の基幹商品はタイムスペシャルに移行するため、商品ラインナップはタイムスペシャルの方が多くなる。
 同社では、GTを3方面に絞り込んだ理由として、(1)価格訴求型商品のウエイトが高まってきたこと、(2)総花的な展開では価格競争に陥りやすく、専門的な商品コース作りが必要なこと──等を挙げ、ハネムーナー対象商品は「ある程度集中していく」と説明している。一方、GTでは上期より新たにハイキングツアーを商品化、10カ国11コースを別冊展開する。同社では2001年度上期より、主に熟年層を対象とした世界遺産シリーズをヨーロッパで初展開したが、今期はハイキングにスポットを当て、スイス、中国、カナダ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、ネパール、マレーシア、韓国、パキスタンを販売する。


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<デスティネーション>
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(c)航空新聞社 2001

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