日中国交正常化30周年記念事業実行委を設立 近ツー、中国旅行30%増の16万人送客目標 近畿日本ツーリストは3月に「日中国交正常化30周年記念事業実行委員会」を本社内に設置し、全社的に中国旅行の販売拡大を図ることを明らかにした。同委員会は高橋社長を委員長とし、本社企画室と同社の中国旅行を取り扱うケイアイイーチャイナが、営業本部カンパニーと連携して販売活動を展開する。 昨年の中国への日本人渡航者数158万人のうち、同社の取扱いは12万人。今年は日中国交正常化30周年記念事業、成田暫定滑走路供用に伴う中国路線の供給増、中国のWTO加盟などにより、中国旅行の大幅な伸びが期待できるため、同社は中国への送客目標を前年比30%増の16万人、販売高目標を180億円に設定した。とくに、官民上げての訪日3000〜5000人(5月)、訪中1万人(9月)が行き来する日中文化交流事業で、同社は訪日1000人、訪中4000人の取扱いを目指す。 具体的には、9月の訪中記念式典には団体販売やクラブツーリズムで4000名を送客する。同じく9月から約2カ月間、音楽家の喜多郎氏による「中国・シルクロード音楽奉納の旅」をホリデイ中心に商品化する。クラブツーリズムでも9月にダンスを中心とした独自イベントを北京で実施する。さらに、11月には西安で開催される平山郁夫シルクロード展など、70以上予定されている記念交流業の企画、販売促進を行う。 |
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