2002年3月7日

 米商務省と日米観光協議の再開で基本合意
 観光ミッション、安全情報のシステム構築も

 
訪米中の観光ハイレベルミッション(団長:羽生国土交通審議官)は現地時間3月5日、ワシントンで米国商務省と協議し、日米観光協議の再開で基本合意した。既報の通り、日米観光協議は1995年以来中断されており、同協議の再開が今回のミッションの主要議題の一つとなっていた。日本側は協議の席上、中長期的に日米両国間の観光交流拡大を図るためには、官民合同の協議の枠組みを作るべきだと提案、米国側もその必要性に同意したもので、今後はどのような枠組みを作るかについて官民関係者で検討を進め、早ければ4月末までに結論を出す。
 また、ワシントンでは商務省のほか、国家安全保障局、運輸省などの政府関係機関や、民間の観光関係者とも意見交換を行ったが、正確な安全情報が両国間で迅速に伝達できるシステムの構築を図ることでも合意した。これは、両国の観光関係者が個々に有する現地最新情報などを共有・一元化し、消費者に対してもインターネットを通じて公表するもので、具体的な内容については再開される日米間協議で議論されることになる。
 このほか、米国から日本へのインバウンド拡大について双方が協力することなどでも合意した。


7日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★2月ルックJTB取扱人員、前年比86.6%まで回復
<行政・関連団体>
★国交省まとめ、フレックストラベラー770名利用
 定時運航率でANAがJEX抜く、ADO最下位に
★W杯用に多機能ICカードプロジェクト
 国土交通省がモニターを募集
<旅行関連>
★日通旅行上期、列車の旅新設でテーマ性の旅提案
 保険付き商品や延泊即答、早期予約特典も充実
 ほぼ据え置きの価格設定で値頃感強調
 取扱数量前年比5.8%増、10万人を目指す
★日通旅行、「世界の名列車の旅」説明会開催
★合同クルーズセミナー、1社追加で合計5社主催
<航空関連>
★NWA、成田・関空―デトロイト線を増便
 新ターミナル完成でデトロイト・ハブ利用促進図る
★CRX、3月31日より成田―チューリッヒ線就航
★利用率6.6ポイント増、旅客数は前年比82%に
 JAL1月、中国線旅客14.3%増と唯一の二桁増
 国内旅客数はグループ計で104.3%
 テロ後の落ち込みからほぼ回復達成
<出入国統計>
★1月の日本人出国者数、18.1%減の111.5万人
 マイナス幅は縮小傾向に、訪日客は39万人
★1月の訪中日本人数18.3万人、約19%の大幅増
<デスティネーション>
★四川省観光代表団が来日、観光客倍増期待
 直行便開設で、九寨溝空港来年開港へ
★カナダBC州、観光セミナーを開催
 新しい切り口でのプロモ展開、熟年・春旅が回復傾向
<ホテル>
★スターウッド、セールスブリッツを実施
 世界各地から18のホテルが参加しプレゼン
★エコツーリズムでの日本人訪問に期待
 シェラトン・ミラージュ・ゴールドコースト
■為替市況(6日)

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(c)航空新聞社 2001

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