02春季生活闘争、要求書提出が例年より遅延か 阪急は組織せず、近ツー6日にスト権98%確立 サービス連合の観光・航空貨物部会は11日、2002春季生活闘争で各単組が経営者側に要求した賃金引き上げ額などをまとめた(別表参照)。それによると、旅行業界を取り巻く厳しい経営環境が影響してか、賃金改善要求を定昇見合分に留めた単組が散見される。また、昨年は3月12日時点で要求書を提出している単組(旅行関連のみ) は35単組あったものが、今年は1日早い3月11日時点での集計ながら23単組に留まっており、要求書提出も例年に比べ遅くなっているようだ。 11日現在で春闘を組織しないことを決めているのは5単組だが、このうち阪急交通社は昨年、旅行会社の中では最高の賃金引き上げ額を要求して春闘を組織したが、今年は組織しないことを決めた。一方で、近畿日本ツーリストは昨年、一昨年ともに春闘を組織していなかったが、今年は春闘を組織し、3月6日にはスト権98.0%を確立している。このほか、スト権については、近ツー関連会社のツーリストサービスが3 月6日に100.0%を、商船三井ロジスティクスが3月8日に96.8%を確立している。なお、商船三井ロジスティクスは、旧エムオーエアシステムが単組名を変更したもの。 サービス連合は3月6日に開催した第6回中央執行委員会で、2002春季生活闘争のヤマ場を3月12〜15日とし、全ての単組は可能な限り3月内決着を目指すことを確認している。 |
12日、その他の主なニュース
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