2002年3月22日

 危険情報見直しで4月下旬より『渡航情報』に
 主催旅行の催行可否は全て“自己責任”で決定を

 
外務省が海外危険情報の見直しを進めていることは既報の通りだが、新制度の概要がこのほど明らかになった。それによると、「海外危険情報」「海外安全相談センター情報」「国・地域別海外安全情報」の3つに分かれている現行の渡航関連情報を、国・地域別に一本化。各国・地域ごとに、『渡航情報』『安全対策基礎データ』『昨年のテロ情勢』が一目でわかる総合的なシステムへと、制度の枠組み自体を大きく改 定する。このうち、現行の「海外危険情報」と「海外安全相談センター情報」が、新たに『渡航情報』として一本化されるが、危険度1〜5という現行の数字による5段階評価を取りやめ、今後は『十分注意して下さい』、『渡航の是非を検討して下さい』、『渡航の延期をおすすめします』、『退避を勧告します』という4カテゴリーで情報を提供する。これを受け、国土交通省は主催旅行等の取扱いを規定した現行通達を改正。『渡航情報』でいずれの情報が発出されようとも、主催旅行の中止を求めることはせず、旅行会社各社が“自己責任”で催行可否を判断するところまで一気に規制緩和する方針も明らかとなった。ゴールデンウィークが始まる前の4月下旬より、新体制が導入される見通しだ。


22日、その他の主なニュース
<行政・関連団体>
★需要を“回復させる”から“拡大する”に転換
 JATA平成14年度事業計画まとめる
★全国旅行業協会事業連合会、発会式を実施
 会長に(協)全国旅行業九州・沖縄の池田孝昭氏
★会員にメリットの大きい協業化・情報化を推進
 全国旅行業協会、平成14年度事業計画(案)
<旅行関連>
★ダイナスティー上期商品、全商品“成田発”に
 ツアー設定やサービス等で“高品質”を追求
<航空関連>
★NWA、成田―デトロイト線増便を前倒し
 Wデイリー化、成田―北京線もデイリーに増強
★AAL・COA、Eチケットのインターライン協定締結
★NWA、UALも「ゼロ・コミッション」に
 米系大手5社、米国・カナダでコミッション全廃へ
★JALのHPで郵貯決済サービス利用可能に
 航空券の購入方法が拡大
★キャセイ、携帯サイトでキャンペーン実施
<出入国統計>
★2001年訪ベトナム日本人数34.6%増15万人
<デスティネーション>
★ スポーツ・パラダイス・ハワイキャンペーン実施
 ハワイ観光局、毎月のスポーツイベントアピール
★英政観、ガイド「四季それぞれの英国」配布
★スコットランド・アーカート城にビジター施設
<ホテル>
★系列リゾートとのセット商品強化へ
 フォーシーズンズ・シンガポール
★韓国パラダイスグループ、日本語HP開設
<組織・人事>
★全旅協、4月より事務局組織を再編
■為替市況(20日)

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(c)航空新聞社 2001

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