関空夏期国際便数、昨年夏期より減少 テロや成田暫定供用が影響か 一方、成田空港の暫定滑走路の供用開始に伴い、関西空港の国際線が成田空港へシフトすることが懸念されていたが、2002年夏期スケジュールをみると、テロの影響もあってその傾向が出てきている。 関西国際空港株式会社が29日まとめた2002年夏期スケジュールの計画では、9月のピーク時には週589便となり、冬期スケジュールのピーク時(11月実績)の週576便は上回ったものの、昨年夏期のピーク時(8月実績)週700便を下回った。昨年夏期よりも便数が少なくなっている航空会社を見ると、日本航空が昨年夏期の131便から114便へ減ったほか、全日空が56便から35便へ、日本エアシステムは22便から0便へ、ノースウエスト航空が64便から29便へ減便した。その一方で、一部のアジア系企業では便数が増加しており、アシアナ航空は週28便から32便へ、中国国際航空は13便が16便へ、中国南方航空は4便から7便へ、タイ国際航空は24便から27便へ増加している。 同社では、「航空会社がテロの影響による一時的な運休便をベースとした慎重なダ イヤ編成を行っていること等が主な理由であると考えており、一時的な要因によるものと考えている」と分析し、地元経済界や自治体の協力も得ながら、着陸料の大幅な営業割引を積極的にPRして新規乗り入れ、増便につなげていきたい考えだ。 |
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