2月のアジア太平洋地区への日本人訪問者数 オセアニア順調回復、春節の影響でアジア減少 アジア・太平洋地区主要デスティネーションへの2002年2月日本人訪問者数が、このほどほぼまとまった。国際観光振興会(JNTO)発表の2月出国日本人数は、前年同月比20.9%減の118万8000人となったが、各国の数字も同様に依然マイナスまたは横ばいとなっている。ただし、この中で注目されるのがオセアニアの回復で、ニュージーランドが前年同月と同数の1万7374人、オーストラリアが前年同月比7.3%減の5万9600人となっている。一方、先月まで順調に回復してきた東アジア諸国は、同月に入り一転大きく減少。この要因としては、各国とも2001年2月が前年比大幅増を記録し たことによる反動減、2月が“春節”であったためあえて旅行を避けたことなどが挙げられている。なお、主な方面別の動向は次の通り。 ハワイおよびミクロネシア:ハワイ(25.1%減)、グアム(28.7%減)、マリアナ(20.0%減)ともに依然2桁マイナスが続いているが、それぞれ2001年11月を底に回復してきている。ただし各地とも、各旅行会社の価格戦略により、パッケージツアー参加者は順調に回復してきているとされるが、高額商品利用者や団体旅行マーケットは未だ低迷が続いているもよう。 アジア:韓国(16.5%減)、台湾(26.6%減)、香港(24.4%減)、マカオ(22.2%減)、シンガポール(31.8%減)と、先述の理由により軒並み減少。さらに最も早くプラス成長に転じた中国も1.4%の減少となっている。 |
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