2002年4月8日

 2月のアジア太平洋地区への日本人訪問者数
 オセアニア順調回復、春節の影響でアジア減少

 
アジア・太平洋地区主要デスティネーションへの2002年2月日本人訪問者数が、このほどほぼまとまった。国際観光振興会(JNTO)発表の2月出国日本人数は、前年同月比20.9%減の118万8000人となったが、各国の数字も同様に依然マイナスまたは横ばいとなっている。ただし、この中で注目されるのがオセアニアの回復で、ニュージーランドが前年同月と同数の1万7374人、オーストラリアが前年同月比7.3%減の5万9600人となっている。一方、先月まで順調に回復してきた東アジア諸国は、同月に入り一転大きく減少。この要因としては、各国とも2001年2月が前年比大幅増を記録し たことによる反動減、2月が“春節”であったためあえて旅行を避けたことなどが挙げられている。なお、主な方面別の動向は次の通り。
 ハワイおよびミクロネシア:ハワイ(25.1%減)、グアム(28.7%減)、マリアナ(20.0%減)ともに依然2桁マイナスが続いているが、それぞれ2001年11月を底に回復してきている。ただし各地とも、各旅行会社の価格戦略により、パッケージツアー参加者は順調に回復してきているとされるが、高額商品利用者や団体旅行マーケットは未だ低迷が続いているもよう。
 アジア:韓国(16.5%減)、台湾(26.6%減)、香港(24.4%減)、マカオ(22.2%減)、シンガポール(31.8%減)と、先述の理由により軒並み減少。さらに最も早くプラス成長に転じた中国も1.4%の減少となっている。


8日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★2月のアジア太平洋地区への日本人訪問者数
 オセアニア順調回復、春節の影響でアジア減少
 ※エクセル表:2月の主要デスティネーションの日本人訪問者数
★ANA、ビジネス客回復早く業績を上方修正
 連結売上高は1.4%増、当期損失は25億円圧縮
<行政・関連団体>
★広報啓蒙、休暇改革、訪日促進へ3委員会設置
 TIJ、学識経験者によるアドバイザーも選任
★国土交通省、空港整備等を航空分科会に諮問
 2つの部会を設置、12日に空港整備部会開催
★航空局、既存他社にも“路線毎”に暫定配分も
 深谷局長、JJ返納枠は新規航空会社に優先配分
<旅行関連>
★NTS、新たにコンサルティングデスクを開設
 4月8日より航空券配送料無料化、ウェブも改善
★ミキツー、「フライ&クルーズ」商品発表
 エーゲ海とアドリア海の2商品
<航空関連>
★DOT、UAL・BMAアライアンス条件付き承認へ
 AALはFINとのアライアンス承認を申請
★LOTポーランド、スターアライアンス加盟目指す
★SIA、広島線7月に週1便復活、減便前に戻る
<出入国統計>
★2月の日本人フィジー訪問者数、1769人に
<デスティネーション>
★シャモニーのケーブルカー、5月13−17日運休
★ニースの日本語自動音声ガイダンス24時間化
★台湾・烏来のトロッコ列車、一時運休
★キナバルの樹上吊り橋、メンテのため4月中閉鎖
<ホテル>
★パラダイスホテル釜山、カジノをリニューアル
 免税品店では大感謝セール実施
★ハウステンボスANAホテル、Bridal Fairを開催
<組織・人事>
★国際航空課長補佐に総政局調査室補佐の米山氏
 国交省人事 安田JTB取締役がJNTO非常勤監事
■為替市況(5日)

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(c)航空新聞社 2001

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
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