今日からIATAとNAAが5回目成田着陸料交渉 議論は平行線か、妥結しなければ現行料金踏襲 既報の通り、新東京国際空港公団(NAA)とIATA(国際航空運送協会)は昨年10月から成田空港の着陸料について、協議を続けているが、今日9日から再び着陸料交渉に入ることが分かった。これが暫定滑走路供用開始前の最後の交渉となるが、妥結しない可能性は高いとされ、まとまらない場合には、これまでの料金体系をそのまま踏襲する形となる。 成田空港の着陸料については、NAAが過去5年間のコストを積み上げ計算した結果、国際線着陸料について1トン当たり2600円(現行2400円)への値上げが必要になる旨を提案。これにより、ジャンボ機の場合には、1着陸あたり約95万円の着陸料が約103万円に増加する。その一方で、国内線の着陸料については、羽田空港並みの水準に引き下げる方針を示している。 これに対して、IATAのJapan User Charges Board(JUCB)はJUCBとしては羽田空港などと同じ水準の1トンあたり1850円の着陸料を提示しており、これはNAAの提案と 1トンあたり750円と大きな開きがある。特に、航空会社側は料金改定交渉の中で、特に(1)市場価格を遥かに超える成田空港の土地評価額に対して、高い期待利回りが適用されている点、(2)暫定平行滑走路供用開始後に予想される増便による、離着陸1回あたりのコスト低下が考慮されていない点──を問題視し、従来からのスタンスを崩しておらず、今回の交渉も難航するものと見られる。 |
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