2002年4月10日

 ANA、中国西南航空・上海航空と包括提携
 中国路線増強、内陸のネットワーク強化へ

 
全日空は中国西南航空と上海航空と、それぞれ個別に包括提携契約を締結したと9日発表した。
西南航空とはさる5日、上海航空とは9日に契約を締結。現時点では具体的な提携内容は決まっていないが、今後それぞれの会社との間で、コードシェアの実施やマイレージの提携、接続便の利便性向上、客室乗務員の提携など多岐にわたる提携項目を検討していく方針だ。
 両社とも中国ではいわば中堅の航空会社。中国西南航空は内陸南部に位置する四川省の成都を拠点に、中国国内約50都市へ国内線を運航している。中国では、旧中国民航系の会社の再編成が進行中だが、同社は中国国際航空を中心とするグループへの統合が予定されている。全日空とは、1997年の名古屋─重慶線就航時から、空港ハンド リングの受託などで友好関係を維持。4月以降、成田─重慶、成田─成都、関西─成 都線を新規開設することから、ハンドリング受託の拡大やケータリング等の受託についても既に合意済みだ。一方、上海航空は上海拠点の地方政府が作った中国で初めての航空会社。中国国内 約50都市へ国内線を運航しており、日本へは未就航。同社は、旧中国民航系以外(独立系)の航空会社6社で立ち上げた「中国中天航空企業グループ」の中核企業だが、 一方で中国国際航空とのコードシェアも実施している。


10日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★JAL、女性中心の若い世代に中国アピール
 上海中心に「中国のイメージ変える」展開図る
<行政・関連団体>
★10〜20代若年層と中高年女性層の減少大きく
 01年出国日本人数、9.0%減の1621万5657人
 ※添付資料:日本人出国者数(HOUMUSHO.XLS)
★サイト閲覧きっかけに旅行決定経験が5割強
 JATA調査、比較・検討のしづらさが課題に
★在日米国商工会議所、成田着陸料値下げを要請
 着陸料を羽田並みに、IATAの提案全面サポート
 新滑走路供用による増収が値下げの原資に
<旅行関連>
★JALビジネスセイバー利用のハワイ商品発売
 ジャルパック、エグゼクティブ利用も値頃感
★ミキツー、業界向け特別クルーズ運賃提供
<航空関連>
★ANAも訪日旅行者へ1区間6300円に値下げ
 VISIT JAPAN運賃を半額に
★欧州航空会社、3月の輸送実績を発表
RPK増に見られる米系よりも早い需要回復傾向
<デスティネーション>
★アクセス数増加で「廈門」の観光魅力アピール
 廈門から代表団来日、JAL・ANAが成田線開設で
★日本窓口をマーケティング・ガーデン社
 マリアナ政観、新事務所決定までの期間
<ホテル>
★ニュージーランドに5軒目のメルキュール
★アマリ、タイ南部トランにリゾート計画
<組織・人事>
★JNTO、新理事に坂本 前JR東日本商事専務が就任
★パラダイスホテル釜山、副総支配人に斉藤氏
■為替市況(9日)

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(c)航空新聞社 2001

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