ANA、中国西南航空・上海航空と包括提携 中国路線増強、内陸のネットワーク強化へ 全日空は中国西南航空と上海航空と、それぞれ個別に包括提携契約を締結したと9日発表した。 西南航空とはさる5日、上海航空とは9日に契約を締結。現時点では具体的な提携内容は決まっていないが、今後それぞれの会社との間で、コードシェアの実施やマイレージの提携、接続便の利便性向上、客室乗務員の提携など多岐にわたる提携項目を検討していく方針だ。 両社とも中国ではいわば中堅の航空会社。中国西南航空は内陸南部に位置する四川省の成都を拠点に、中国国内約50都市へ国内線を運航している。中国では、旧中国民航系の会社の再編成が進行中だが、同社は中国国際航空を中心とするグループへの統合が予定されている。全日空とは、1997年の名古屋─重慶線就航時から、空港ハンド リングの受託などで友好関係を維持。4月以降、成田─重慶、成田─成都、関西─成 都線を新規開設することから、ハンドリング受託の拡大やケータリング等の受託についても既に合意済みだ。一方、上海航空は上海拠点の地方政府が作った中国で初めての航空会社。中国国内 約50都市へ国内線を運航しており、日本へは未就航。同社は、旧中国民航系以外(独立系)の航空会社6社で立ち上げた「中国中天航空企業グループ」の中核企業だが、 一方で中国国際航空とのコードシェアも実施している。 |
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