需要が急速に回復、熟年層が牽引役に 第15回JATA海外旅行商品動向調査 日本旅行業協会(JATA)加盟の主要旅行会社を対象に実施した海外旅行の第15回旅行商品動向調査(2002年1月−3月)によると、前回調査(2001年10月−12月)でテロ事件の影響を受け、マイナス91−マイナス100まで下げた全方面顧客層別のDI値は、全ての顧客層で17−64ポイント上昇し反発に転じたことが明らかになった。これにより、総需要のDI値も前回のマイナス100から49ポイント上がり、マイナス51まで回復。これはアフガン情勢の鎮静化や需要喚起のための低価格商品の投入等の効果で、海外旅行の需要が急速に回復に向かったことが大きな要因とされる。ただし、旅行会社の取扱人数は回復してきたが、収益の回復にはまだ時間がかかるとされる。また、上昇した中でも、シルバー層・熟年層の上げ幅が突出しており、今回の回復の牽引役となった。なお、3ヵ月後においても全ての顧客層でDI値が12〜34ポイント上がっており、JATAでは本格的な回復基調にあるとしている。 |
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