2002年4月12日

 需要が急速に回復、熟年層が牽引役に
 第15回JATA海外旅行商品動向調査

 
日本旅行業協会(JATA)加盟の主要旅行会社を対象に実施した海外旅行の第15回旅行商品動向調査(2002年1月−3月)によると、前回調査(2001年10月−12月)でテロ事件の影響を受け、マイナス91−マイナス100まで下げた全方面顧客層別のDI値は、全ての顧客層で17−64ポイント上昇し反発に転じたことが明らかになった。これにより、総需要のDI値も前回のマイナス100から49ポイント上がり、マイナス51まで回復。これはアフガン情勢の鎮静化や需要喚起のための低価格商品の投入等の効果で、海外旅行の需要が急速に回復に向かったことが大きな要因とされる。ただし、旅行会社の取扱人数は回復してきたが、収益の回復にはまだ時間がかかるとされる。また、上昇した中でも、シルバー層・熟年層の上げ幅が突出しており、今回の回復の牽引役となった。なお、3ヵ月後においても全ての顧客層でDI値が12〜34ポイント上がっており、JATAでは本格的な回復基調にあるとしている。


12日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★成田着陸料交渉、NAAが値上げ提案を取り下げ
 IATAはあくまで値下げ要求で合意に至らず
 IATA「増便による増収を考慮していない」
 仁川空港など料金引き下げと説明
<行政・関連団体>
★旅行者1000名をNYに派遣、5月24日に交流行事
 VISIT N.Y.1000、JATA会員6社がツアー設定
<旅行関連>
★JALビジネスセイバー利用のハワイ商品発売
 ジャルパック、エグゼクティブ利用も値頃感
<航空関連>
★新型A340-600が成田−台北線をデモフライト
 7月にヴァージンが成田−ロンドン線に導入
 広々とした頭上空間、ビジネスクラスは2種類
 乗務員用の休憩室もオプションで設置可能
★AZA、関空線6月に週2便増便
 B777来年初頭導入、Cクラスをグレードアップ
★ワンワールド、周回旅行運賃登場
★SKY、航空郵便輸送事業に新規参入
 羽田─福岡線に5月から
★エバー航空の日本地区総代表に張正文氏
 成田移転・大増便を前に体制固め
<出入国統計>
★1−2月の日本人マレーシア訪問者数、約5割減に
<デスティネーション>
★S.B.M、モナコの“モノ・ツアー”造成に期待
 ホテルのリノベーションなど所有施設を拡充
★アルプス・スキー&ハイキングワークショップ
 5月にフランス政観とオーストリア政観が共催
★ホノルル美術館で無料日本語案内ツアー開始
★ホノルル・ハナウマベイ、一時閉鎖
<ホテル>
★パラダイスホテル釜山、抽選で日本車プレゼント
<組織・人事>
★アリタリア、アジア地区担当が交代
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2001

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