2002年4月17日

 大手5社の海外パッケージツアーが急速に回復
 JATA調査 米本土も4月以降6〜7割の戻り

日本旅行業協会(JATA)が16日に発表した大手5社のテロ後の海外パッケージツアー販売状況(人員ベース)は、3月実績で5社合計が前年同月比16.4%減まで回復し、 特にオセアニア9.0%増、中国4.9%増と両方面が好調だったのに対し、カナダを含む アメリカ本土は54%減と回復速度が遅い。しかし、ハワイは10%減、グアム・サイパ ンは30%減まで需要が戻ってきた。ヨーロッパは11、12月に半分以下となったが、1月から戻り始めた。
 今年度の予約状況を見ると、全体で4月13.6%減、ゴールデンウィーク10.2%減、5月6.0%減、6月18.4%減と5月の回復が際だち、間際予約の傾向から加速度が付いて、どこまで数字が戻るが注目される。方面別では、成田暫定滑走路のオープンによる供給量の増加で、中国線が4、5月は二桁台の伸びで6月も6.2%増と好調。オセアニアも6月まで前年を上回った。
 ハワイ、グアム・サイパンは70%台後半から80%台まで需要を戻し、回復基調にある。ただ、アメリカ本土・カナダは3月までの半分以下と比べれば、5月は70%台に回復するなど、他方面と比べれば戻りは遅いが、着実に回復してきている。ヨーロッパはオンシーズンの5月24.9%増、6月19.1%増と方面・月次で最も高い伸びを記録した。
 調査の対象会社5社はJTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社。


17日、その他の主なニュース
<トップニュース>
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<行政・関連団体>
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<旅行関連>
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<航空関連>
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 内際乗継ぎ利便性やUSJのアクセス充実等PR
★2001年度実績、旅客数過去最高を更新
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★7月から青森空港でナイトステイ可能に
 14年度の運用時間延長3空港実施
<出入国統計>
★3月のシンガポール日本人客、20%減の6.8万人
<デスティネーション>
★ケアンズ好調、日本人旅行者の成長続く
 今年は修学旅行誘致、ケアンズ内再開発も進む
★モンブラントンネル、19t以下大型車の通行再開
★英政観、「英国の世界遺産」パンフレット配布
<ホテル>
★シャングリ・ラKL、クラブフロアを新装
★PICグアム、サマーキャンペーン実施
■為替市況(16日)

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(c)航空新聞社 2001

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