大手5社の海外パッケージツアーが急速に回復 JATA調査 米本土も4月以降6〜7割の戻り 日本旅行業協会(JATA)が16日に発表した大手5社のテロ後の海外パッケージツアー販売状況(人員ベース)は、3月実績で5社合計が前年同月比16.4%減まで回復し、 特にオセアニア9.0%増、中国4.9%増と両方面が好調だったのに対し、カナダを含む アメリカ本土は54%減と回復速度が遅い。しかし、ハワイは10%減、グアム・サイパ ンは30%減まで需要が戻ってきた。ヨーロッパは11、12月に半分以下となったが、1月から戻り始めた。 今年度の予約状況を見ると、全体で4月13.6%減、ゴールデンウィーク10.2%減、5月6.0%減、6月18.4%減と5月の回復が際だち、間際予約の傾向から加速度が付いて、どこまで数字が戻るが注目される。方面別では、成田暫定滑走路のオープンによる供給量の増加で、中国線が4、5月は二桁台の伸びで6月も6.2%増と好調。オセアニアも6月まで前年を上回った。 ハワイ、グアム・サイパンは70%台後半から80%台まで需要を戻し、回復基調にある。ただ、アメリカ本土・カナダは3月までの半分以下と比べれば、5月は70%台に回復するなど、他方面と比べれば戻りは遅いが、着実に回復してきている。ヨーロッパはオンシーズンの5月24.9%増、6月19.1%増と方面・月次で最も高い伸びを記録した。 調査の対象会社5社はJTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社。 |
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