LAIR発注で「制限付き航空券」全体の5割に 東急観光、エムオーも、国交省が本格調査へ 財団法人自治体国際化協会(CLAIR)が発注した海外からの片道国際航空券手配業務をめぐる問題で、近畿日本ツーリスト、JTBとともに受注した東急観光、エムオー ツーリストも「制限付きのノーマルエコノミー航空券」を一部手配したことを明らか にした。既に、両社ともに国土交通省に報告しており、この問題は発注したCLAIRが 制限付きの航空券をどう判断するか、また国土交通省が旅行業法に則って、どう解釈 するかに焦点が移ってきた。 東急観光はCLAIRから受注した英国とアイルランド発の片道航空券793枚のうち、567枚が制限付きのノーマル航空券で、その中の361枚が「ノットエンドース」、残る206枚も「ノットエンドース、ノットリファンダブル」などの制限が付けられていた。東急観光は「7月29日、8月5日の両日に約3000人が日本に訪れ、彼らが来日後すぐに研修が控えている状況の中で、確実な手配が必要であり、招致事業として航空券の変更・払い戻しを防ぐためだった」と説明している。 一方、エムオーツーリストはCLAIRから受注した世界15カ国262枚の航空券の内訳を米国7都市238枚、欧州10カ国17枚、東南アジア等4カ国7枚と発表、そのうち米国方面以外の7枚が格安航空券、米国方面200枚、欧州11枚の計211枚が「スリーノット」の「不適正航空券」だったとし、「海外現地法人を含む海外発券依頼先との指示・連絡の不徹底および報告、確認の不完全によるもの」と陳謝するとともに、「社内のチェックシステムの再構築を急ぎ、再発防止を徹底する」と表明した。 |
23日、その他の主なニュース |
<トップニュース> ★2001年JTB海外ウェディング、テロで17%減に 今年5月以降完全回復、際立つグアム・オセアニア <行政・関連団体> ★関西空港シンポジウムin Tokyoが開催 太田府知事「東京も関空の役割正しく理解を」 太田知事、二期事業の重要性を強調 国交省、国際航空は平均3%成長予測 ★成田空港GW推計出国者数、9%増の38万人に 暫定滑走路開業初日から20日は3〜4000人増 <旅行関連> ★京成トラベルサービスが従417円+αで合意 <航空関連> ★AUA、関空線7月デイリー化・6月ANA便C/S実施へ 成田線も来夏以降デイリー化を検討 日本における欧州キャリア第5位の地位目指す 高品質サービスを維持、ネットワークで勝負 ★スター、5周年記念5社利用で55555マイル ★米系大手航空会社、2002年度第1四半期決算発表 減益続く、一部会社3月単月利益計上も ★定航協、機内迷惑行為撲滅キャンペーンを実施 <出入国統計> ★2001年ベルギー日本人宿泊数、15%減の25万泊 <デスティネーション> ★大連観光説明会開催、「浪漫大連」をアピール ★韓国・済州島、日本からの観光事業投資を期待 済州国際自由都市企画団来日、説明会を開催 ★HVCB、「ハワイ安心滞在マニュアル」を配布 ★フィジー、観光目的の無査証滞在は1ヶ月以内に <ホテル> ★台湾南投県の米堤大飯店、修復工事開始 ■為替市況(22日) |