2002年4月25日

 エムオーが「制限付き航空券」の差額返金へ
 JTBも1枚見つかり、CLAIRに返金する方針

 
エムオーツーリストは24日、財団法人自治体国際化協会(CLAIR)から発注したノーマルエコノミー航空券262枚のうち、211枚が「スリーノット」の制限付き航空券だったことに対して、「CLAIRと相談した結果、ノーマルエコノミー航空券との仕入れ値の差額を返金する方向性を決めた」と明らかにした。同社によれば、制限付き航空券211枚のうち200枚が米国発、11枚がヨーロッパ発で、差額は米国発が700万円強、ヨーロッパ発が90万強で、合計約800万円と見られる。
 また、JTBもニュージーランドのオークランド支店が現地エージェントに依頼した航空券について、「ノットエンドース」の制限付き航空券が内部調査で1枚出てきた。公益法人からの受注ということで、JTBは「(差額が)税金であり、チケットエ ージェントが多大な利益を得ているということであれば、(CLAIRに)返金する」方針。
 CLAIRは国土交通省の判断を待って、ノーマルエコノミー航空券と制限付き航空券の扱いについて方針を決める模様だが、エムオーとJTBは自主判断で差額を返金する方針を固めた。
 これにより、制限付き航空券が753枚の近畿日本ツーリスト、567枚の東急観光が、ノーマルエコノミー航空券との差額をどうするか注目される。


25日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★JTB『渡航の是非を検討して下さい』主催中止
<行政・関連団体>
★フライワールド募集開始で、応募が既に10万件
 好調なスタート、5月6日締切まで広告展開継続
★年末年始は格安航空券に係るクレーム増加
 JATAまとめ、学生サークル旅行の取消料も
<旅行関連>
★HIS3月実績、海外旅行3.2%減とさらに上向き
★第2種旅行業の(株)旅紀行に破産宣告
 弁済限度額1415万円、出発できない旅行者も
<航空関連>
★3月旅客数は7%減に回復、国内久々プラスに
 関空運用実績、13年度トータルでは9%減
★DLH、名古屋線週5便化でキャンペーン実施
★京成系タクシー5社、成田−都内の乗合Taxi開始
★2月の台北国際空港利用、13.1%増の158万人
★羽田チャーターに合わせてリムジンバス増便
<出入国統計>
★3月の日本人フィジー訪問者数2016人
★2月の日本人カナダ宿泊客数、25%減の1.6万人
★1月の日本人ドイツ宿泊数、17%減の5.5万泊
<デスティネーション>
★TIA、SeeAmerica Week 2002を9月に開催
★伊カンパニア州使節団来日、観光セミナー開催
 観光客誘致に向けて諸政策を実施
★KL空港鉄道開通、空港―KL間28分に
★ベルギー観光局、フランダース観光を促進
★ATC、旅ブック請求センターの電話番号変更
<ホテル>
★リッツ・カールトン本社よりクーパー社長来日
 2004年までに世界中で十数軒のホテルを新設
★エコーエンタープライズが民事再生申立
 「蔵王温泉エコーホテル」などを経営
<組織・人事>
★事務所移転 ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
■為替市況(24日)

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