エムオーが「制限付き航空券」の差額返金へ JTBも1枚見つかり、CLAIRに返金する方針 エムオーツーリストは24日、財団法人自治体国際化協会(CLAIR)から発注したノーマルエコノミー航空券262枚のうち、211枚が「スリーノット」の制限付き航空券だったことに対して、「CLAIRと相談した結果、ノーマルエコノミー航空券との仕入れ値の差額を返金する方向性を決めた」と明らかにした。同社によれば、制限付き航空券211枚のうち200枚が米国発、11枚がヨーロッパ発で、差額は米国発が700万円強、ヨーロッパ発が90万強で、合計約800万円と見られる。 また、JTBもニュージーランドのオークランド支店が現地エージェントに依頼した航空券について、「ノットエンドース」の制限付き航空券が内部調査で1枚出てきた。公益法人からの受注ということで、JTBは「(差額が)税金であり、チケットエ ージェントが多大な利益を得ているということであれば、(CLAIRに)返金する」方針。 CLAIRは国土交通省の判断を待って、ノーマルエコノミー航空券と制限付き航空券の扱いについて方針を決める模様だが、エムオーとJTBは自主判断で差額を返金する方針を固めた。 これにより、制限付き航空券が753枚の近畿日本ツーリスト、567枚の東急観光が、ノーマルエコノミー航空券との差額をどうするか注目される。 |
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