2002年5月13日

 主要50社2001年度取扱額、テロ直撃で8%減に
 海外旅行18%減、9〜3月は3割以上のマイナス

 
国土交通省観光部は5月10日、2001年度(2000年4月〜2001年3月)の主要旅行業者50社の取扱状況(速報ベース)をまとめた。それによると、昨年9月の米国同時多発テロ事件の影響で、海外旅行は4年ぶりにプラスとなった前年から再びマイナス、国内旅行も4年連続マイナスとなり、外国人旅行を加えた2001年度50社総取扱額は前年度比8.0%減の5兆5299億2700万円とマイナスに転じた。
 内訳を見ると、海外旅行は4〜8月は企画商品を中心に前期比1.5%増と堅調に推移したものの、テロが起きた9月から3月は前期比33.8%減と約4927億円も激減、結果的に2001年度は前年度比18.3%減の2兆1181億1300万円と2年ぶりにマイナスとなった。
 国内旅行は年度当初から首都圏近郊方面の企画商品やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、東京ディズニーリゾート(TDR)などテーマパーク関連商品が好調で、4〜8月は前期比1.9%増だったものの、9月のテロ事件により手配旅行で沖縄方面が修学旅行のキャンセルが相次ぎ、個人旅行手配で航空券の直販化が浸透し、9〜3月は1.8%減にとどまり、2001年度は前年度比0.2%減の3兆3816億5500万円と僅かながら前年度を下回り、4年連続マイナスとなった。


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<行政・関連団体>
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<ホテル>
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(c)航空新聞社 2001

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