2002年5月15日

 韓国での口蹄疫発生でリーフレット10万部配布
 農水省がW杯控えて周知徹底、風評被害懸念も

 
韓国で口蹄疫の発生が確認されたことを受け、農林水産省は韓国からの生肉・肉製品等の持ち込みを禁止したが、ワールドカップ開催に伴い両国間の行き来が活発化することから、農水省は10万部のリーフレットを配布して旅行者への周知徹底を図る方針だ。同省では、韓国便がある全国の空港・港湾施設でリーフレットを配布するほか、ポスター200部を掲示。加えて、国土交通省観光部旅行振興課に対しては、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会会員への周知協力を要請した。しかし、ただでさえW杯開催期間中の旅行需要減退が避けられない状況下にあって、韓国での口蹄疫発生はこれに追い打ちを掛けかねないことから、旅行会社としては、仮に口蹄疫に感染した乳肉を摂取しても人体への影響はないことなどを、正確に消費者に伝えていく必要がありそうだ。


15日、その他の主なニュース
<行政・関連団体>
★経済活性化戦略に「観光産業活性化」盛込む
 政府の諮問会議が中間報告、羽田国際化も明記
★佐賀空港の利用促進へ、旅行会社に補助金
 15名以上の団体旅行取扱で1人当たり1〜5千円
★23日に「新北九州空港市民フォーラム」開催
<旅行関連>
★JCB、100万円旅行券キャンペーンを展開へ
<航空関連>
★テロ影響も経常益17億円、当期益11億円確保
 JAA13年度決算、JALグループ“稼ぎ頭”に
 今年度は成田─台北供給25%増で競争激化
 増便や仕様変更で対応、JALと機材一体運用も
★ニューギニア航空が成田就航で記念パーティー
 創立30年の悲願、“シンシンダンス”も披露 
★日本・フィンランドの航空当局間協議が開催
★UAL、W杯期間中ソウル行き特別運賃を設定
<デスティネーション>
★2002年の日本人旅行者、11万人突破を目指す
 トルコ政観のアタライ氏に2002年の展開を聞く
★GVB、6月1日より「グアム大夏祭り」スタート
 家族をメインターゲットとしたイベント開催
<ホテル>
★ホテル経営のホリデイタワーが民事再生法申請
 「ホテル日航豊橋」を経営、関係2社も同日
■為替市況(14日)

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(c)航空新聞社 2001

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