NWA、JAL/JAS統合会社との提携関係構築を 成田空港再配置問題、NAAと解決へ交渉進む 【ミネアポリス発・石原義郎記者】ノースウエスト航空(NWA)のフィリップ・C・ハーン執行副社長は5月16日に会見し、日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の統合による提携関係の見直しについて、「NWAはJAL、JASと良好な関係を築いており、今後もさらに新しい関係を構築できるように現在交渉している」と述べ、引き続き提携維持に努めることを明らかにした。 NWAとJASはNWAの成田−ロサンゼルス、シアトル、サンフランシスコなどの西海岸路線、JASの国内路線でコードシェアを実施、またJALとは貨物分野で提携している。しかし、JALがアメリカン航空(AAL)と包括提携を結んでいることから、今後の提携関係が注目されていた。 当初、JAL/JAS統合は「対等合併」に近いものとされたが、JAS舩曳社長が統合後に経営から退き、統合会社の社長に兼子社長が就任、JAL主導の経営が確実視されることから、NWAは微妙な立場にあった。 NWAはAALと比べて、日米路線では圧倒的に優位な立場にあることから、JAL/JASに対して提携することによるメリットを全面的にアピールしていくものとみられる。 |
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