2002年5月24日

 成田空港で4月からITCチャーターを解禁
 オフラインに限定、暫定滑走路を使用

 
国土交通省航空局は、4月から成田空港でITCチャーターを解禁したことがこのほど明らかになった。
 これは、暫定平行滑走路が供用を開始した4月18日から解禁されたもの。既報の通り、暫定平行滑走路は供用後の定期便のスロットの利用率は6割、ピーク時は8割とまだ空きがあることから、解禁を決定した。ただ、運航できるのはオフラインの航空会社で、また4000メートルのA滑走路の発着枠は定期便でほぼ満杯となっていることから、基本的には2180メートルの暫定平行滑走路に離着陸することになる。オフラインの航空会社は既存のスロットがないため離着陸とも暫定平行滑走路を使うことになると見られるが、この場合には滑走路が短いため飛行距離もアジア等の近距離に限定され、ビジネスチャンスとしては非常に小さい。こうしたこともあって、現時点では具体的にITCチャーター便の運航計画の申請は出ていないもようだ。


24日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★ニッコウトラベル3月期、テロ影響も黒字決算
 対面販売強化、今上期も米・カ・中東催行見送り
★UZB、秋を目処に成田乗り入れを計画
 4月よりビザ発給手続き代行サービスを開始
<行政・関連団体>
★CIQ体制の強化や中長距離路線の開設など必要
 東北経済連合会、東北の国際空港利用促進へ提言
★OTOA2002年度事業、安全対策を最重要事業に
 一般への認知度向上や商習慣の改善にも努力
<旅行関連>
★JTB「ソウル3・4日間2.98万円〜」を緊急発売
 W杯チケット所有者の申込み可能
★情報サイト上でアウトドアツアーを企画
 ナチュラム社、HIS関西営本との提携で
<航空関連>
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 来年新機材導入、全クラスサービス刷新
 欧州・地中海の乗継ぎ需要獲得を、南米も視野
★QFA、Cクラスにベッド型シート導入
 ロンドン・香港線に導入
★SIA、2001年度決算は6割減益も利益確保
★武藤・新東京国際空港公団企画室長が講演
<出入国統計>
★4月の日本人ハワイ訪問者、21%減の10万人
<デスティネーション>
★世紀の大バーゲンで「ショッピング天国香港」を
 HKTB、下期は「慕情」をテーマに広告展開
★シルクロード観協、ウズベク・セミナーを開催
 歴史的遺産の豊富さがポイント、モノも造成可
★トプカプ宮殿、9月まで毎日オープン
★エジプト、デンデラ神殿を観光地として開発
★9月に旅行業界向けセミナー“NZ・DAY” 開催
 ニュージーランド観光局、春・秋の魅力を案内
<ホテル>
★マンオリ香港、エルメス協力による写真展開催
★ベトナムのビクトリア・ホイアンが改装工事
●訃報 遠藤虎夫・元ジャパンアメニティ社長
■為替市況(23日)

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(c)航空新聞社 2001

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